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ばら撒きを支える財務省
田中角栄のバラマキ政策の有用性を間近で見ていた後輩の政治家は
このままバラマキを続けると高インフレになる事も理解していました。
インフレを抑えつつばら撒くには増税が必要になります。
そこで考え出されたのが消費税です。
消費を抑えれば高インフレになり難く、国民が消費を抑えられた分
政治家は自分の支持団体にばら撒けます。
財務省の増税に協力すれば出世できる。
主計局長を経験しなくても官僚に緒頂点、財務事務次官に
なれる慣習が確立されたのは
竹下登内閣時の消費増税からです。
具体的には竹下内閣の消費増税に尽力した大蔵官僚の尾崎護氏や
3%から5%の増税に貢献した小川是氏が上げられます。
政治家はバラマキたい→インフレを抑えつつばら撒くには増税が必要→
増税に協力した大蔵官僚は出世街道を外れても
敗者復活で事務次官に出世できる
この流れが消費増税で確立されました。




