生活保護が無かったら
日本国憲法(昭和二十一年憲法)第25条
第1項すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
もし生活保護が無かったらどんな弊害があるのでしょうか?
1:世の中の不正や理不尽に立ち向かう力が減る。
世の中の不正を告発し、戦った結果多くを失っても最後は生活保護があるという安心感があります。
減税運動を始めた時最初にこの事がよぎりました。
言い換えるとチャレンジしても死なない社会とも言えます。
2:強盗や万引きが確実に今より増えると思われます。
自分で稼ぐ力の無い人は他人を襲い盗みます。
生存権を脅かされれば全ての犯罪は正当化されます。
犯罪による損失よりも最低生活を保障する費用の方が安いのです。
3つめ:明日は我が身。ブラック企業に勤めていたころ同期が次々と体を壊し
辞めていきました。私も退職後1か月間は何も出来ない状態でした。
本当に壊れてしまったら1か月では済まなかったかもしれません。
リーマンショック後の2009年5月の有効求人倍率は0.32でした。
10人中7人が就職出来ない状況では個人の力ではどうしようもない苦境に
落ちてしまう事があります。私も一歩間違えれば働けない体になっていた可能性が
ありました。この経験があったから生活保護の必要性を理解出来ました。
制度自体に欠陥はあるものの私は良い制度だと思っています。
次回は最低賃金上昇で切り捨てられる人々がテーマです。




