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奥手な勇者の恋の相手はモンスター  作者: ゴーヤウリウリ
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2-6-3

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 公園のベンチで南と久しぶりに話をしていると突然アラタが顔色を変えて

「中村平助、姫という婚約者がいながら、今度は南さんにまで手を出すとは、

この宮本アラタが姫に代わって成敗してくれる」と怒ってきた。

「待て、待て、アラタ。勘違いをするな。今、南にお前とのデートのお願いをしていたんだ」とごまかすと

「すまん、すまん、てっきり俺は・・。

お前こそ真の勇者、お前は見かけによらずいい奴だな。

それで、どうですか南さん、何かご予定はありますか」とモジモジ訊くと

「そうね、今度は勇者2人と私と楓さんとの4人であんみつでも食べに行きませんか」と少し考えて答えたので

「今度も4人ですか」と自分と2人っきりではなくて残念そうにしていたが

「そう、4人でね。南姫はすてきな勇者様と2人きりのデートは、まだ少し恥ずかしいわ」と冗談を言うと

「そうですか、南姫がそうおっしゃるなら。

勇者アラタも喜んでお供します。そうだろ勇者平助よ」と冗談で返したが、アラタは簡単に彼女の口車に乗ってしまった。

俺は、南がアラタの事まで全て知っていたので驚いたが、それを今まで黙っていてくれたのは気苦労が耐えなかっただろうと感謝した。


「そうだ、アラタなぜ朝早くからここにいるんだ」

「そうだった、今朝、大会事務局から連絡があってな、残念ながらお前の出場は今回は無理だとの回答が来たので、それを知らせに急いで来たんだ。

調査員は実力及び素行には問題はないと報告したんだが、

頑固な上の者が出場を認めなかったらしい。

すまない、変な期待をさせてしまって」と謝っていたが

「そうか、それなら仕方がないな。でも、元々俺の獲得ポイントが少なかったのだから、お前がそうやって謝る必要はないよ」と答えた。

「でも、お前は次点にはなっている。誰かがケガでもして大会の出場を辞退すればお前にも出場のチャンスが回ってくる」と期待を持たせるように言ってくれたが

「次点になっているのか。でも、すまないが、俺は今は異世界にはもう行く気がしないので、その話はここまにしよう」


「そっか、お前がそう言うのなら、武道大会への出場の話はここで終わりだ。

それでは、秋の都大会への出場はどうだ、個人戦で上位になれば大学推薦が得られるし、間違って優勝でもすれば特待生で入れるかもしれないぞ」

「なに、剣道で大学に入れるのか、それは本当の話なのか。それも推薦でか。

それなら嫌な勉強をしなくても済むし、いい話だな。

そうと聞いたら練習にもやる気が湧いてきたぞ」と俺が喜んでいると

「こら平助、ちゃんと勉強はするのよ、いや、しなさい」と南から叱られた。

それを見ていたアラタが笑い出すと、ついつい3人で笑いだしてしまった。


 俺はこの夏休みに入るまでは、ヒカリやサクラに出会い。アラタや南と楽しい日々が俺にも来るとは思っていなかったので嬉しくなり、笑いが止まらなかった。

 その後、アラタから借りた3万ポイントは奴からの強いお願いで南の大胆な水着の写真でチャラになったが、いつか俺にポイントが貯まればちゃんと返そうと思ったけど、この水着の件は南には絶対に秘密にしておかないと、後で何をされるやら。

 それとサクラの大胆な水着の写真は誰にも見せずに俺だけの秘密にしないと、また南に見つかると消されてしまいそうで怖かった。



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