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奥手な勇者の恋の相手はモンスター  作者: ゴーヤウリウリ
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2-5-2

2-5-2

 どうにか俺は途中でこけないで駐輪場に着き自転車を置いて、2人仲良く剣道場に入ると既にアラタと楓さんは剣道着に着替えていたが、アラタは俺達が来るのを首を長くして待っていた。

昨日のスイーツデートが南の一言でドタキャンになったせいだろうか、アラタは凄く暗く落ち込んでいる感じがした。

 そして、サクラを見つけると焦りながら直ぐにドタドタと近づいてきて、

「望さん、後生だから後2、3日こっちの世界にいてくれないか、そして南さんと一緒にスイーツを食べに行ってくれないか」と無茶なお願いをしたが

「私の派遣日は今日までなので、ちょっと、それは、できかねますが」

「じゃ、来週か再来週にでも、またこっちの世界に来てくれないか」とまた絶対に無理なことを頼んできた。

「それは、もっとできかねますが」と彼女にはどうしようもない事を頼まれて困ってしまっていた。


 余りにもアラタがどの過ぎたお願いでサクラが迷惑そうだったので、

「アラタ、いい加減にしろよ。関係ない彼女を巻き込むなよ。お前が直接南にデートを申し込めばいいじゃないか」と言うと

「それは百も承知だが、それができれば苦労はせん。それができないから困っているのだ」と当然のように答えるので

「あれだけ剣道では男らしいアラタも恋愛に関しては腰が引けるものだな」と俺が笑うと隣にいた彼女はばつが悪そうな顔をしていたが、俺の袖を引くと

「平助は、アラタさんを笑えませんよ。貴方も同じでしょ。さぁ、お世話になっているアラタさんに一肌脱いで差し上げて下さい」と叱られ、そして頼まれたので

「分かった、じゃ俺が南とのデートのお膳立てしてやるから、そう心配するな」とその場を治めると、アラタは元気が出たみたいだった。

 

 そして、俺とサクラも剣道着に着替えると道場の中央に対面して 

「じゃ、サクラ最後に俺に稽古を付けてくれないか」

「もちろんですわ。でも手加減はしませんよ」と彼女と最後となるかもしれない長くて短い稽古が始まった。

 さすがに彼女は俺よりも長く練習しているので数段強かったが、後半は俺の方が体力が勝るので何本かは取ることができたが、でもそんなことは関係なく、彼女と2人でこうやってできることが嬉しかった。

 

 その後4人で代わる代わる立会いをして、朝の練習が終わると、アラタから

「夏休みの宿題や課題もあることだし、これで夏休みの練習は終わりにしよう。9月からは放課後に学園の剣道場かここでまた練習を始めよう」と告げられ、長く厳しいかった夏休みの練習が今日でどうやら終わることになった。どうやら、一週間だが少し短い夏休みが俺にもやっと来たようだが、1週間で全然手を付けていない宿題や課題が終わるかどうか心配だった。


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