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奥手な勇者の恋の相手はモンスター  作者: ゴーヤウリウリ
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1-8-2

1-8―2 共和国警察庁某会議室にて

 警察庁長官以下が集まり国宝盗難事件の会議が行われていたが、この手の事件に長官までもが列席しての会議はまれであった。

「それでは報告してもらおうか」長官の発声にて会議が始まり、各担当から次々と報告が上がると長官が質問していった。

「はい、声明文は出ておりませんが、今ある証拠を総合しますと首謀者は王制復古軍だと思われます」

「やはり、旧王国の残党か、その目的は何だ」

「はい、旧王国の王位継承者の探索ではないかと思われます」

「聖剣を起動できるものが王位継承者ということか。馬鹿な、そな者がいるとあいつらは未だに思っているのか。それで、物件の捜査は」

「はい、検問、宿検めなど行いましても物件は出てきませんので、既に国外又は異世界に持ち出された可能性が非常に高いと判断しております」

「それで、勇者の件は」

「はい、送喚された勇者の身元確認は終了し、不審な点は報告されていません。

それに、怪しい勇者の報告も今のところ上がって来ておりません」

「分かった、それでは詳しく報告してくれ、まずは三次召喚者から」

「はい、三次召喚者の名は中村平助17歳、身辺及び素行調査を行いましたが不審な点はなく、1週間ほど監視しておりましたが、特に不審な点はないと特捜本部から報告が来ております」

 

 会議の途中に職員が慌てて会議室に入り

「長官、他の露天商から重要な証言を得ましたの報告します。現在確保しています露天商につきまして隣の店主の証言によりますと、露天商は若い勇者に銀貨1枚で古い小袋を売った直後に店を閉め、国外に逃亡を計り、確保されたったようです」

「それで、不審な点は?」

「はい、露天商には高価な物しかなく、銀貨1枚で買える物などはないそうです」

「それで、三次召喚者の獲得ポイントは?」

「はい、1000ポイントで即日銀貨1枚と交換したと記録にはあります」

「銀貨1枚で買い物をした勇者は中村平助で決まりだな。この者のその後の足取りはどうだ」

「はい、現在特捜本部の監視下にあります」

「この件を特捜本部に報告し、更に監視を強化及び仲間がいないか徹底的に捜査するように指示をしてくれ」

「次は二次召喚者について」

等々会議は続いた。



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