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声の主
声の主
なんなんだ、今の声の主は、誰なんだ?
ビシンは、声の主のことを考えていた。自分が誰だかいいもせず、話すだけで、消えてしまった。
それも姿も見せずにだ。
しかし、今回の出来事の概要はわかったので、疑問が解けてスッキリはしていた。
今回の声の主は、ヒューマンエンゼルのサキではなく、他の誰かであることは、確信していた。
サキの場合は、同じように姿を見せないが、必ず自分がサキであると名乗っていたのと、
声も違っていたのだ。
それで、ビシンは、声の主は誰だったのか、考えるのをやめることにした。
それより、今回の弾丸を操ったのが自分の力であることがわかったので、
このことを深く考えることの方が、ビシンにとっては先決であった。




