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ビシンの存在
ビシンの存在
「ビシン、友として最初に言っておくが、残念だが、これは君だけの問題ではないんだ。
組織セルフの存在そのものが、ビシンを待っていたんだよ。
僕が、ビシンとの関わりに意味があると知ったのは、あの君が刺された日なんだ。
あの日に、セルフのトップから連絡があった。我々が待っていた二人が現れたとね。
それまでは、ビシンとは、普通の友達の関係だけだと、僕も思っていたんだ。
しかし、確信したよ。ビシンの刺された傷が治っていることでね。
普通の人間では、ありえないことだよ、生きるか死ぬかの傷を負って、
ピンピンしてるんだから。
それで、ビシン聞きたいんだが、なぜ、僕がセルフに所属してると知っているんだ?
トップから、ビシンは君の正体を知っているとだけ聞かされたんだ。
それとセルフについても知っているのか?」




