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輪廻の歴史
輪廻の歴史
そして、しばらくの間、沈黙が続いた。
ビシンが口を開いた
『これから、私は、どうすればいいんです。
こんな力を持って、何をしろと言うんです。
普通の生活は、送れないと言うなら、こんな力はいらないから、
普通の人間にしてくれないですか。』
すると、サキの返事が返ってきた。
『それは、できない話だ。
もう、一度得た力は、なくすことはできないのだよ。
その力は、使わないと思っても、何んのことはない、体が勝手に反応してしまう。絶対にな。
それに、その力は簡単に得られたものではなく、
奇跡とも言える君の輪廻の歴史の上で出来上がっているものだ。
そんな簡単なものじゃない。』




