18/169
サキは話した
サキは話した
サキは姿を現さなかったが、話を続けた。
『何か言いたいことがあったら、今のうちに言っておいてくれ。
ビシンが、どこまで戻っているか、今から調べさせてもらうから、その間喋っていいよ。』
そして、サキの声が消えた。
何を話すか。ビシンには聞きたいこと、そりゃ、いっぱいあったが、なかなかまとまらない。
『この前世の力って、何なんだ。サキ、お前は何者なんだ。何を考えてるんだ。
これ全部夢だろ? ミオに対するこの抑えられない気持ちはなんなんだ。
それと、こんな力を持って、どうすればいいんだ。それに、なんで時間が止まるんだ。
何にも感じないけど、俺の体に何をしてるんだ。もういい、何か答えてくれサキ。』
ビシンは、もうしゃべるのをやめて、返事を待つことにした。




