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many merry bad ENDs  作者: 源泉


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90/97

セーブポイント:ここまでのあらすじ

この世界には「聖女」と呼ばれる存在がいる。


フィアはその聖女として、国や教会に特別な存在として扱われていた。

けれど実際には、フィア自身の自由はほとんどなく、守られる立場でありながら、同時に閉じ込められるような生活をしていた。


フィアには守護騎士シリウスがついていた。

シリウスは国から与えられた役目としてフィアを守っていたが、やがてフィアをただの「聖女」ではなく、一人の人間として守ろうとするようになる。

そして、フィアを教会や司教のもとに置いておけないと判断し、彼女を連れて逃げ出す。


逃亡の旅の途中で、二人はルカという青年と出会う。

商人だと名乗るルカは明るく振る舞いながら、治癒の魔法や旅の知識で二人を助ける。


フィア、シリウス、ルカの三人は、追われる立場のまま旅を続ける。


その途中、フィアは灰色の瞳を持つ危険な男アルナトと出会う。

アルナトはフィアに強い興味を持ち、やがて大きな街でフィアを連れ去る。

フィアは自分の痕跡を残し、シリウスたちに居場所を伝えようとする。


シリウスとルカは街の中でフィアを探し続け、残された糸や聞き込みを手がかりにアルナトを追う。

そして、街を出ようとするアルナトと対峙し、フィアを取り戻す。


フィアはシリウスとルカのもとへ戻った。

けれど、フィアの心はまだ完全には戻っておらず、足音や扉に怯えている。

三人はこの街に留まる危険を感じ、次の場所へ向かおうとしている。


これは、聖女という役割に閉じ込められた少女が、逃亡の旅の中で、ひとりの人間としての名前と意思を取り戻していく物語だ。

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