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2023/07/30

4727.


「・・・美々香」


「なんだよ」


「雷太君とケンカして」


「なんでだよ」



4728.


「“なんで”? 今日はその予定だったからに決まってるでしょう?」


「おい黙れ何言ってんだボケカス」


「いいから黙って雷太君とケンカしなさいって言ってるのよ!」


「黙ってケンカなんかできるわきゃねーだろタコがぁ!!」



4729.


「ちょっと2人ともどったの!? 海だよ!? プライベートビーチだよ!?」


「もうそんなのを楽しむ時間なんてなくなったのよ佐藤さん! さぁ美々香、早く!」


「そもそも作者がこんな時間まで何もしなかったのが悪いんだろうがぁ! 昨日も日付が変わってから更新してたしよぉ!!」


「ばぶばぶばぶばぶばぶるばぶぶぅ!!」



4730.


「そうだよ! ミミりんがケンカすべき相手は雷太! 私たちと言い争ってる場合じゃナイんだよ!?」


「なんで2歳児なんかとケンカしなきゃいけないんだって話だろうがよぉ!!」


「美々香の知能が2歳児並みだからに決まってるでしょう!!?」


「ぶん殴るぞクズどもがぁぁ!!!」



4731.


「ハイもう理由とかメンドいからナシ! ミミりんと雷太、レディーファイッ!」


「おいこのクソガキお前どうせ私のことどうしようもねぇヤツだと思ってんだろうがよぉ! あァ!?」


「ばーぶばぶばぶばぶるば!?」


「あーはいはいバブバブしか言えないでちゅね~! どうちまちょうかね~! 自分の言いたいことが相手に伝わらないってどんな気持ちぃ~~???」



4732.


「ばぁぶぅ!?? ばーぶばぶばぶばーぶるばるぶばぶばぁ!?」


「そうだよ! 雷太にはまだ伸びしろがあるの! でもミミりんはもう16歳! 矯正不可能! もうテキトーに金持ち捕まえて養ってもらうしかないの!」


「ンだとゴルァ! 雷太テメーこそどうせモテなくてウチの親父みたいに若い女に引っ掛かって人生棒に振る未来が待ってんだよ今のうちに女子に囲まれる幸せを堪能しとけやぁ!!」


「ばぶるばぶばぶばぶるばぶばーぶぅ! 」



4733.


「ウチの雷太をミミにぃと一緒にしないで!?」


「ちょっと佐藤さんそれはどういうこと? 美々香のお兄さんなら私がいるから大丈夫よ?」


「ミズりんは黙ってて」


「ばぶばぁ!!」



4734.


「けっ、いくらまだ何も定まってないにしても姉貴がこれじゃあ先が思いやられるぜ」


「ミミりんの家系よりはマシですぅ~」


「ばっぶばぁ! ばっばぁ!」


「だぁれがババァだゴルァ!! テメー10年後に美女送り込んで目覚めさせてやっかんな!?」



4735.


「ばっぶばぶばぶばっぶばぶばぶばるぅ!」


「雷太に何するつもりなの!? 10年後ってまだ12歳だよ!?」


「私が何かするワケじゃないから安心しろよ。後のことは美女に任せるから」


「ばぶぅ! ばぶばぶばるぶぅ!」



4736.


「やれるもんならやってみればぁ!? ミミりんにそんな美女の友達がいるとも思えないし、雷太はそんなのに屈しないし!」


「おーいいだろうやってらぁ! 26歳にもなった私はカネも手に入って美女の1人や2人を冴えない男に送り込むぐらいのことはできっから!」


「へ~すっご~い。ホントにするんだね? 約束だよ? その更に10年後に雷太が彼女いない歴イコール年齢でも撤収させたらダメだかんね?」


「それを言っちゃダメでしょ佐藤さん・・・」



4737.


「はぁ、はぁ・・・」


「ハァ、ハァ・・・」


「ばぶ、ばぶ・・・」


「・・・皆さん、もう気は済みましたか? では佐藤さん、雷太君。また来年にお会いいたしましょう」

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