2023/07/29
4718.
「プライベート、ビーーーーーーチ!」
「う~~み~~だ~~~~~~~~~~~! っぴよ?」
「もうほとんど定着しなくなったわよね佐藤さんのその口癖」
「無理して言わなくてもよろしいんですのよ佐藤さん?」
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「細かいことはナシだよ2人とも! 今日はせっかくの海なんだからね!」
「ほぉぅ~ら雷太きゅぅ~~ん? 女子高生4人の水着だぞぉ~~っ?」
「何をやっているのですか美々香さん」
「子供ぐらいしか美々香の誘惑になんて惑わされないから・・・」
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「おいみずきてめケンカ売ってんのか私と大して変わらんクセに。てかウチの兄すらオトせないとか・・・ハハッ」
「それはこっちにも兄がいるせいで・・・!」
「早く泳ごうよ~2人とも~」
「なんで海まで来てこんな調子なのでしょうね・・・せっかく用意して差し上げましたのに」
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「確かにプライベートビーチとはさすがサバ令嬢だ。私としては、庶民のサルどもの視線がお前の水着姿に注がれるのを見るのも悪くなかったけどな」
「やめてくださいまし。そんなところに行ったら監視員の数が足りませんしジョンとベンジャミンが過労死してしまいますわ」
「言うて視線を集められるプロポーションか?」
「なんですって?」
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「でもサバりん可愛い髪もきれいだから・・・」
「というより、世界サバ・フィル・ハーモニーの社長令嬢という肩書が大きいわね。水着写真が週刊誌に売り飛ばされるわよ」
「まぁ77・55・77も需要はあるし、オッサンとかに好かれそうだよなぁサバ令嬢」
「言いたい放題ですわね皆様・・・!」
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「それだけ、高貴なお嬢様の水着姿は注目されるってこった。恥じらいがあれば尚のこと良し」
「嫌ですわよ絶対に。庶民のサルに鑑賞用の道具にされるなんて」
「でもなんか、サバりんのそういうトコって、ついつい想像したくなっちゃうんだよね」
「ついにウチの兄もネタにしてしまったからね・・・」
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「そういや、みずき兄の奴も冷凍庫送りになったんだったな」
「それはそうでしょう。サバ令嬢さんを題材に、くだらない妄想話を披露してたのだから」
「全く。とんでもないことでしたわよ。佐藤さんのボーイズトークを聞こうという提案に乗ってみれば」
「まさかあんな話だったとはねー」
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「あいつらもバカだよな。サバ部の部室なんだから、防犯カメラと盗聴器ぐらいあって然るべきなのに」
「まさか部員が悪事を働いているとは思いませんでしたわよ」
「でも良かったじゃない。庶民の男子があんなもんだってことが分かって」
「実際みんなあんなもんだしね」
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「みずき兄の冷蔵庫送りは当然として、ウチの兄と服部は良かったのか? まぁ兄の場合前科があるから次はインド洋だが」
「あの2人なら今回はジョンとベンジャミンの水泳特訓で勘弁してあげてますわ」
「それはそれで地獄だな」
「お兄さん、生きて帰って来て・・・」