2022/06/04
3150.
「友よ!」
「友よ!」
「・・・せーのっ」
「「ジューン!」」
3151.
「じゅーーーーーーーーーん!!」
「ミミりーーーーーーーーーーーん!!」
がしっ。
「「エェンダァァァァァァァァァァァァッァ!!!」
3152.
「よぉ純! 久しぶりだな!」
「ミミりんも! 10ヶ月ぶり!?」
「ああ! 去年の7月末以来だからな!」
「全然出番なくて寂しかったよぉ~~!!」
3153.
「まぁ6~7月限定の契約だからな。仕方ない」
「アタシはミミりんと友人関係を契約してるだけでサクりんとは何の契約もしてないよ!?」
「私との縁が切れるだけでほぼ同義なんだよ」
「理不尽! ミミりんが出ない回だってあるのに!」
3154.
「よぅ美々・・・わりぃ、友達と一緒だったか」
「あ! ミミにぃ! こんちわ!」
「ん・・・? なっ、お前は・・・純砂糖!」
「佐藤純だよ!!」
3155.
「おっとそうだったか。でも英語で言えばジュン・サトーだから一緒だろ。ピュアシュガーなんて良い名前じゃないか」
「そう聞くと名前負けしてるように感じるな」
「ミミりんほど名前負けしてないよ?」
「あ? ケンカ売ってんのか?」
3156.
「お前ら再会初日からやり合ってんじゃねえよ」
「フッ私としたことが。友との再会でちょっとアツくなっちまったようだ」
「でもホント凄いよね。ミミりんの名前、英語で言ったらビューティフルビューティフルパフューム・フルムーンだよ?」
「マジで名前負け感ヤバいな・・・」
3157.
「その基準で言えば兄、お前はクールファット・フルムーンだな」
「クールでおっきい月、イイじゃん!」
「これもこれで名前負けだがな」
「名前負けしかないだろ私らの苗字」
3158.
「そもそも2人の場合、性格がアレだからどんな苗字でも名前負けしちゃうよね!」
「「だからお前ケンカ売ってんの?」」
「アタシ思ったこと言っただけだよ! ピュアだもん!」
「頼んでも金貸してくれない純のどこがピュアなんだよ」
3159.
「だってミミりん借りパクするじゃん! この1年でいくらパクった!?」
「う~~ん、1万5千ぐらいかな」
「あれ? 成績落ちた?」
「そうなんだよ。なんか知らないけど貸してくれる奴が減っちゃってさ」
3160.
「いや美々香お前“なんか知らないけど”じゃないだろ借りパクの成績良いことがまんま理由だろ」
「でもだよ? この私が困ってるんだよ?」
「お前大して困ってなくても金借りるだろうが」
「違うよミミにぃ! ミミりんは誰かからお金を借りてないと落ち着かないんだよ! 禁断症状なっちゃうよ!?」
3161.
「どこの世界に借金依存症があるんだよ。しかも返さない。ていうか平然と返さない前提で借りパクの成績にすんなよ」
「いや“成績”とか言い出したの純だし。そんないちいち誰からいくら借りたとか覚えてるワケないじゃん」
「それは覚えてろよ」
「バッカだなあ。覚えてたらシラ切るの大変だろ? 人を騙すには、まず自分を騙さなきゃいけないんだよ。怪しい商品を売りつけるセールスマンのように」
3162.
「アレ凄いよね! 明らかに“それ怪しくない?”ってやつを自信マンマンに説明するんだもんね! 信じてなきゃできないよ!」
「美々香お前その手のセールスの方が向いてるんじゃないのか? どうせバカなんだから余計な勉強せずに怪しい商品の“実力”ってやつを信じ込んでみろよ」
「お前は何もわかっちゃいないぞ兄よ。それをやるには私も一度誰かに騙されなきゃいけないだろうが。この私が・・・! この、人からせしめることを生きがいにしてる私が! 一度でも誰かのカモになることを許容できるはずが無いだろうがぁぁぁぁ!!」
「ミミりんってさ・・・どうしようもない人なのに妙なとこでプライド高いよね・・・」




