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ビッグパンチ

「まぁ、一旦普通に戦闘をしてみましょう」

「じゃあ、あの辺にゴーレムが居るから、そこで試してみようか」

 ゴーレムとの戦闘か。良いじゃないの。出来ればデカい相手の方が試し甲斐がある


「えーっと、普通に戦闘したら、割とすぐに倒せるとは思うが……」

 そうなると、ブーストではなく今回は後衛として相手を倒せるという事を証明しないとダメかな?


「それなら、最初の1体は僕に任せてもらって良いですか?前衛として2人には相手の注意を引いてもらえれば多分行けます」

「ハチ君のあの自信は後衛からでも倒せるという自信なのだろうけど……どうするんだ?さっきチラッと見た感じだと、銃身みたいな物も見えたから、弾を撃って倒す……のか?」

「ハチ君がそんな風に倒しますかね……?」

 まぁ、まだ言わないぞ。今の内にちょこっと準備を進めますか


「ん?ハチ君。それは何を?」

「あぁ、ちょっと準備ですね。これから皆で戦闘というか、僕が後衛でも問題無いという事を証明する為にもちょこっとだけ派手な事をした方が良いかなって」

 実際は能力紹介的な攻撃だけど


「派手……」

 ロザリーさん疑ってるのかな?


「とりあえず行きましょう。見れば分かります」

 さて、そうなると強制ジャンプの魔法を作っておかないと……


「まぁ、こんなもんか」

『【ジャンプトラップ】 消費MP30 設置タイプの魔法。この魔法の効果範囲に入ると、強制的に自身の身長の5倍の高さまで跳ね上がる』


 普通に高台みたいな所とかに移動するのにも使えそうな魔法ではある。でもトラップとして敵を強制的に空中に浮かせる事が出来るのはかなり有用だと思う


「これを使えば後はアレで良い感じの攻撃になると思うんだよなぁ」

 さて、早速やってみますか


「それじゃあ戦闘が始まったら、ヘイトは一旦ハスバさん達に取ってもらうという事で」

「「了解!」」

 という事で、その辺に居た丁度良いゴーレムに的になってもらう。すまんな


「さて、ハチ君がどう戦うのか見せてもら……」

「【ジャンプトラップ】」

 デザイアを使って敵の足元に【ジャンプトラップ】を遠隔で展開する。それを使ってゴーレムに不可避の魔法を当てる


「グオォッ……」

 ゴーレムの巨体が空中に浮かび上がる。普通にこの状態で地面に叩きつけられたらかなりのダメージが入りそうだけど……それじゃあダメだ


「デザイアはこういう使い方も出来る!」

 10個のデザイアのパーツを使い、5個ずつの2つの巨大なポータルを空中に作る


「な、なんだこれは……!?」

「おいおいおい……どうなってるんだこれは……」

「えぇ……何ですかコレぇ……」

 空中に浮かぶ2つの巨大なポータルと僕の手元に1つの小さなポータル。ポータルの出口を同時に繋げると起きる現象


「はぁ!」

 小さなポータルに対して拳を突き込む


「くぅ~!痛ったぁ~……」

 小さなポータルに右ストレートを通すと、空中の巨大なポータルから巨大化した半透明の僕の拳が出てきてゴーレムを挟み込む様に僕の右ストレートパンチ同士がぶつかった


「「「……」」」

 空中で巨大化パンチにより破壊されたゴーレムがバラバラになり、破片が落ちて来る。残っていたデザイアで飛んで来る破片から皆を守る。シールドとしてもしっかり機能しているな


「とまぁ、ド派手な使い方をしようとしたらこんな感じになりますね」

「ド派手過ぎるだろう……」

「凄いですハチさん!」

「ハチ君。それって私とかでも出来るのかい?」

 早速ハスバさんが喰い付いて来た。まさかとは思うが、ハスバさんコレにケツで突っ込んで敵をケツで破壊するつもりか?


「ハチ君?多分なんか変な勘違いをしていると思うが、この攻撃の原理とかを知りたいんだが……」

「あぁ、そうだったんですね。てっきりケツを突っ込む気満々かと……これは武器とかでも一応は出来るみたいですけど、全部は通せないという制限があるので、拳や踏みつけなんかを巨大化して喰らわせるって感じですね。大事なのは入口は1つで出口が複数あるのが条件ですね」

 そんな感じで1対1のポータルだと普通にワープ出来るけど、1対2以上になると全部は通らずにその先に影響する事は出来る。但し、受ける攻撃とかは勿論判定は個別で戻った時にダメージは全部自分に返って来ると伝えた


「なるほど、しっかりとデメリットもあるんだね」

「普通に1つしか出したくない場合だとしても、2つ以上出さないといけないとかもありますね。後はデカければデカいだけ当たり判定も大きくなりますから、場合によってはダメージのフィードバックでやられる可能性もありますから、あまり多用はしたくないですね」

「ポータルっていう普通に強力な能力を更に派生させたのがこの攻撃方法か。凄いな……」

 勿論範囲攻撃としてはかなり優秀ではあるが、相応にしっかりデメリットもある。自分の攻撃方法をしっかり理解して利用するのが大事だと思ってる


「だから一応、他の人も使える事は使えるとは思いますけど、オススメはしないです。なので、次は普通に皆をブーストする方向で戦いましょう」

 攻撃方法を知っていてもらえればそういうのもあると頭の片隅に置いておく事で色々やれる事も増えるかもしれない


「まぁ、普通にポータルで即座に前後のメンバーをスイッチする事も出来ますから。前衛後衛は関係ないって言った意味も理解してもらえましたかね?」

 立ち位置はある意味即チェンジ出来るから前衛後衛を気にしなくて良いと言った。防御も飛ばせる、攻撃も出来る。回復やバフなんかも撒ける。場合によっては空を飛んで空中から攻撃だったり支援だったりも出来る。デザイアは可能性の塊だなぁ?



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― 新着の感想 ―
どっかのクレーム対応のオペレーターさんみたいなことしてる…
後衛……?ポータル越しに殴ったよね(;´∀`) 派手ではあったけどw
出てくるイメージが、絶望を希望に変える指輪の魔法使いの技のイメージかな~ 仲間にドラゴンやキマイラとかいるからな笑
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