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大事な機能の為に

「となると、こういう機能も付けて、これも味方のサポートになる。良いね!」

「敵味方の認識機能の機構はこちらになります」

「これで認識出来るんだ。後は拘束機能だな。この武器を相手が掴んだら拘束されて攻撃しやすくなるとか良いね」

 敵味方の認識機能と連携する形で敵がこの武器を手に取れば、そのまま拘束する機構も入れてやろう。うーん、だとすると触手というか実体があるビーム……って言うのもおかしな話だけど、相手を拘束出来る様なそういう光線みたいな物の存在が欲しいな


「敵を拘束出来る光線みたいな物が有れば良いんだけど……」

「敵を拘束するですか……流石にそれはまだないですね。ボンド様に相談されては如何でしょう?」

「ボンド様……あぁ、あのハムスターのね。確かに情報屋だし聞いてみるのは有りだな」

 想像していた物に更に新しい機構を突っ込もうと思うと流石に今の手持ちの物では足りなくなりそうだ。これはちょっと新しい物を取りに行く事も考慮した方が良いかもね




「ボンドさん今時間ある?」

「お呼びとあらば即参上!ボンドでありますよー!」

 城にある穴からボンドさんが現れた。流石に皆もしかしていつ僕に呼ばれても良い様に待機とかしてないよね?


「ちょっと今探している物があって、まずはそういう物が有るのかどうかが知りたいから聞くだけ聞いてもらって、もし、そういう物について知ってたら教えて欲しい。そしたら対価に何か欲しい情報とかあれば教えるよ」

 知ってたら教えてもらう。知らなかったらこの話は無かった事でという雰囲気で話を進める事にした。実際、これでボンドさんが適当な事を言って僕を騙したとしても、それ以降の付き合いが無くなるだけだから、そこはボンドさん次第という事だ


「分かりました。ではそのお探しの物の特徴を教えて下さい」

 メモを取り出し、準備するボンドさん。さて、有るかなぁ?


「今敵を拘束する物を作ろうという話が上がってて、それで拘束するのに何か光線的な物で拘束出来ないかなって話が上がってるんですよ。何かそういう物ってあったりしないですかね?」

「敵を拘束する光線……待って下さい。えーっとその光線というのは敵を動けなくする……石化能力とは違うと考えてよろしいですか?」

「そうですね。場合によっては相手を生きたまま捕縛とかしたい場合もありますし、石化とかではなく、例えばですけど、光線を腕に当てて、その後その光線同士がくっ付いて手枷みたいに相手の自由を奪えるとかだと良いかなと……だからこそ、その相手が基本どんな相手でも使える様に光線みたいなサイズ関係なく使えると良いなと思いまして……」

 一応、相手が4本腕とか、デカい奴とかの場合でも対処出来る様に変形というか、対応出来る物の方が嬉しい


「なるほど……確かに幾ら職人が手作りでどんな奴でも外せない様な手錠を作ったとしても、そもそも手に嵌らなければ使う事も出来ませんね。そこで拘束光線と……ふむふむ。分かりました」

 一応、注文は伝えられたとは思う。問題はこれがどうなるかだけど……


「結論から言うと、多分その物ズバリな物は有りません」

「そっかぁ……」

「ですが」

 おっと?ここから巻き返しがあるんですか?


「くっ付く光と、締め付ける光を出す物が有るのです」

「くっ付く光と締め付ける光?またなんか凄い物が有るんですね……」

「くっ付く光とは、その光を浴びせると、浴びせた部分が光り続けます。そして、締め付ける光はその光が当たると重力の様にのしかかり、動かす事が難しくなります」

「ほうほう。なんだか難しい概念みたいだ……」

 光を当てた部分が光り続けるって事は光を当てた部分が蓄光塗料みたいに光るってイメージで、締め付ける方は光が可視化した超重力を発生させるみたいな物なのかな?


「これらは実はこちらの魔法書に書かれている魔法になります」

「あ、それ魔法なの!?」

 まさかのボンドさんが魔法書を取り出して来た。魔法か……それはちょっと想定してなかったな


「はい。ですが……ハチ様の合成する能力。それを用いれば、ハチ様が想定する様な物になるのではと……」

 僕の【フュージョナー】があれば魔法書を合成する事が出来るんじゃないかって話か


「そして、操る光。隙間から差し込む光などを曲げる事が出来る子供のお遊びの様な魔法もこちらの魔法書に有ります」

 すっごい薄い魔法書が出て来た。なるほど……確かにこの3冊を合成したら僕が欲しいと思っている拘束ビームの魔法を作れるかな?


「拘束ビームの魔法書を作れれば、ボンドさんからの紹介って事に一応なるか……」

「はい。ですので、ハチ様が魔法書の合成を出来るのであれば、新たな魔法を作り出す事も出来るかもしれません。それが可能かどうかという情報を得られるのであれば、こちらにとっては成功報酬としても充分過ぎます。完成した魔法書は差し上げますので」

「失敗したらこっちは何を出そうか?」

「失敗した場合は……いえ、ハチ様なら失敗しないと思います。だからこそ失敗した時の条件は考えない事に致します」

 全面的に信頼されてるなぁ……これは成功しないと


「オッケー。失敗した時はボンドさんの依頼をタダで請け負うよ」

「……それはちょっとだけ魅力的ですね」

 ボンドさん的にはどっちに転んでも嬉しい条件にしないと、僕に絶対失敗しないと言ってくれたボンドさんにとっても不義理だろう



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― 新着の感想 ―
>実体があるビーム SF作品で見ることがあるけど、本当にどういう原理になってんだろ
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