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2202/2205

カスタムロープダート

「あのジオードガチャの話ですね。チェルシーさんから聞いてます」

「それなら話が早いですね。一応、今の内に作れる物は作って置いて欲しいんですが、どうしましょう?やってもらうなら報酬は必要ですよね?」

「あのジオードガチャから素材は沢山貰えるんですよね?」

「一応、来た人に回してもらう。それで出て来たジオードの色で福引らしく何等とかを決めて、等級に合わせた景品を渡す。そこで出てきたジオードはこっちに流すから、それで景品を作って、余った素材はアンヴィさんに渡すから、それを使って鍛冶師としての練習に使うなり、自分の鍛冶屋で売る為の商品にしたりする……で、どうかな?」

 材料はこっちで用意するから、作るのを任せる。余った素材は好きにして良いって形にしておけば、アンヴィさんにもうま味はあるハズだ。只の素材でキララさんとホノカさんに渡るよりも、ここですぐに使える形に加工してもらってから、こっちも何かしら受け取れた方が嬉しいだろう


「どうどう?うちの親方の提案は?」

「かなり良い話だと思わない?」

「お金自体はこのシステムで稼ぐという事はありませんが、客引きをする為の宣伝するに値する場所は揃ってますし、店や機材も……揃ってますねぇ?これだけのテナントも格安で借りれるとなると……正直他に紹介すべき人が居る様な気もしますが……」

 チェルシーさんが情報屋としてのプレッシャーをかけている。お前が受けなかったら別の人にこの話を回すってこれまた中々なやり口だなぁ?しかもしっかり店を貸すみたいな事になってるから2人はこのお店からテナント料を取る事が出来る。新人?が一応は一国の主(店持ち)になれる訳だからこの機会は見逃すべきではないよなぁ?


「やります!やらせてください!」

 コッチとしてはやって欲しくてお願いする立場だったけど、いつの間にかその構図が逆転していた。向こうがお願いする立場になってるな。なるほどなぁ……これは情報屋ならではのやり方とも言えるな。信用があるからこそ、情報に価値が付くし、そんな情報屋からの好条件の店の紹介ともあれば、他の人に取られてはならないと……信用があるからこそ出来る駆け引きだなぁ?


「というか、こんな凄まじい設備を用意してもらって更にそちらからお金を取るとか出来ないですよ……お客さんがいっぱい来る様に頑張ります!」

 これは良い兆候かも。さっきまで自信なさげだったけど、設備やら、素材の入手手段やらで出来るかもって気持ちが出て来たのか、やる気をしっかり引き出せたかも?


「じゃあ、最初のお客として私はさっきのロープダートを貴方に注文しますよ。価格は……この位でどうでしょう?」

「い、良いんですか!?」

「試作品でもありますし、多分ハチさんとは違う物になるかもしれませんが、どういう違いが生まれるかも見たいですからね。その為にもまずは注文しましょう!」

「わ、分かりました!それじゃあハチさん!勝負です!」

「あ、それはやめておいた方が良いですよ?」

 チェルシーさんが僕に対して勝負を挑んで来たアンヴィさんを止めた


「え?」

「やる気になっているからこそ、ハチさんに勝負は挑まない方が良いです。そもそも、その道具だって多分全部ハチさんの所で作られてますし、ハチさんのフレンドが持ってる武器や防具の中にもハチさんが作った物をバチバチに使ってますし」

「そ、それは作って貰った物なら当然なんじゃ……」

「ロザリーさんやらアイリスさん、キリキリ姉妹が使っている物だとしても?」

「うっ……それは……」

 まぁ、頑張って作ったしなぁ……


「あの、ハチさんにご相談があるんですが、彼女がこのロープダートを製作したら、その後はハチさんが作る所を見せて貰えませんか?」

「あ、作る所?となると、作業室に入れる事になるか……まぁ、いっか。良いよ。僕としてもここに新しい金属とかあればそれを使ってロープダートを作ろうと思ったけど、今回のパーツ方式で考えてたらまたちょっと色々と思い付いて、素材も今までの物でも良いかもって思ったし。じゃあ、早速作っちゃいましょうか」

 これはオートマニュアイランドの力を見せる時かもしれない。秘密にしていた方が良いとは思うけど、僕のやり方がどれくらいズレているのかを確認するのにも丁度良い




「と、とりあえず。完成しました……」

 目の前に並べられたのは中々切れにくそうなしっかりした紐とくっ付いたさっき僕が見せた設計図を基本にしたと思われるちょっと大きくなったミスリルの刃が付いていないナイフ。それにオリハルコンやらアダマンタイトを使った刃パーツや鈎爪パーツ。後は分銅の様なカバーがあったからこれで相手を殴りつける事も出来るだろう


「お、お願いします!」

「分かりました。では……」

 そうしてチェルシーさんが渡されたカスタムロープダートを振り回す


「おぉ!凄い!これはナイフを自在に操れます!これは変幻自在な攻撃を繰り出せますよ!」

「良いね。挙動も良さそうだ。これは僕もインスピレーション湧いちゃうなぁ?」

「実際に動かしている所を見ると、また頭の中のイメージとちょっと違った部分とかも出て来るし、そういう所を見せて貰って新しい発想も生まれる訳だからね」

 この分だと、追加パーツは増やしても良いかもしれないなぁ?



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― 新着の感想 ―
今度は文明で殴りにいくのか、、、技術じゃなくて文明ね!もう別物なんよ、、、みんなが異世界ファンタジーを楽しんでる中でオートマニュアイランドだけSFなんだ、、、
ロープ付きの投げナイフに追加パーツとは……!?
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