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ご提案

「……って所かなぁ?」

「……ごめん。ちょっと思考を纏めさせてもらっても良いかい?」

「一体どんな生き方をしたらそんな事になるんだ?」

 趣味というか、今までの体験とか話したら2人共頭を抱えて考え込んでしまった。いやぁ、そんな事言われても、実際そうだからなぁ……


「それで趣味サバイバルって君はもしかして刺激が無いと死ぬのかい?」

「なんか、こんな人間も居るのかと思うと、普通に話しかけるとか出来る気がしてきた」

 何か昔の映画でアドレナリンが切れたら毒が回って死ぬみたいなので、色々やるみたいなのあった気がするなぁ……まぁ、見た事無いけど


「流石に刺激が無いと死ぬって事は無いと思うよ?釣りとかで心穏やかに魚とか釣るのも楽しいし」

「「釣り……」」

 その似合わないみたいな表情は止めて頂きたい


「とにかく、僕は趣味としてそういうのも好きなの。で、君達は何かある?外に出なくたって出来る事はあるだろう?僕がジャックの所にお邪魔した時だって何か骨を集めてただろう?」

「骨?」

「あー、あれは、色んな骨をあえてこれとこれは合わないだろうっていうの合わせて生物の形を想像したりしてたね」

 ほほぉ、それはまた中々な趣味じゃないか。単純に犬みたいな骨格が出来る可能性もあれば、何か人っぽい形になるかもしれない。でも、本当はどんな姿だったのか分からないっていうのも楽しそうだな。いつか答えが分かった時に、そんな姿だったのか!とか、まさかの正解を作ってたりしたら驚きだし


「私は……人形とか、作ってた……かな」

「普通に立派な趣味じゃん。なんだ……僕が趣味サバイバルとか言わなくても良かったじゃんこれ……」

 人形作りとか普通に趣味としても良いと思うけど……


「その……取ったウサギの皮を使った人形とか……」

 多分それは人形ではなく、剥製だと思うなぁ……と口から出かかったけど、何とか抑えた


「まぁ、この地じゃ糸を入手する事がかなり難しいだろうからぬいぐるみみたいなのは難しいか……」

 糸が無いなら毛皮が一番入手しやすい素材にはなるか……


「まぁ、とりあえず街に行くだけ行ってみない?場合によっては2人に必要な物とか見つかるかもしれないし、あ、さっきも話したけど、僕にはお金がないから、何か欲しい物が有るかもしれないって思うならお金になりそうな物を用意してから行った方が良いと思うよ」

 僕自身はモノさんの管理下に居るからお金の類は持てないけど、2人は別に関係無いから必要な物とかあったら、換金できるものを持って行った方が良いだろう。今後やり取りをするとなると、そうした物を定期的に取れる物が有った方が良いだろうし……


「じゃあ、肉の類か……」

「なら、黒氷の塊とかかなぁ?」

 黒氷の塊か……何かに使えるのか分からないけど確かにあそこにしか今のところ見てないから、何かしらの価値はあるだろう


「ゴメン。僕は知らないんだけど、黒氷の塊って何に使えるの?」

「これは、確か鉱石と混ぜると強度を上げる事が出来るし、火に入れると勢いが強くなったりするんだ」

 ん?鉱石と混ぜると強度が上がるは分からないけど、火に入れると勢いが強くなるって事は、可燃物だよな?可燃物の氷?それってメタンハイドレートか?


「いや、火の勢いが強くなるならそれこそ、色合い的にも原油が凍った物?」

 あのクレバスの下で火を使ったらとんでもない事になるんじゃ……


「まぁ、ボクはあそこで取ろうと思えばそれなりの数は取れるから、これが一旦やり取りするには丁度良いんじゃないかな?なんだかんだもう隠れる必要も無さそうだしね?」

 確かに、一応問題になりそうなスカディさんの方はある程度話は付けたから、あの場所に隠れ住む必要は無くなった訳だし、これはこれで終わったとしてもまぁ大丈夫……かな?


「分かった。とりあえず2人共それを持って街に行こうか。それからの事は後で考えれば良いさ」

 あ、街に入るのにそう言えばギルドの証みたいなのが必要なんだっけ?まぁ、あの人が居る門の所から行けば何とかなるか




「到着っと」

「やっぱジャックのこの移動便利で良いね」

「あぁ、この力で長距離移動出来るのは凄いぞ!」

「へへへっ」

 普通に能力を褒められて嬉しそうだ


「すいません。この2人を街に入れたいんですけど、ダメですか?」

「ん?えっ!?もしかして……雪の精霊とスキーの女神!?」

 おっと、もしかして有名人なのかな?


「まぁ、そうかもしれませんが、それが何か?」

「い、いえ……どうぞ……あっ!あの!出来ればギルドに寄って頂けると……」

「ギルドかぁ……」

 今更ギルド所属とかしたくないしなぁ……これはまた顔を隠したり色々しないといけないかも……


「あの!お2人にギルドに所属して頂きたくて!このシクサームは知っての通り雪に囲まれ、人間が生活する為にはこの街は必須です。ですが、お2人は街が無くても問題無い方々。猛吹雪で誰も出られない。遭難してしまった。そういう時だけで良いので、協力して頂きたく……」

 なるほど、雪と共に生きる2人に協力してもらえれば、そういう事故も減るか。割と納得出来る提案だった




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― 新着の感想 ―
精霊と女神を人間の組織に所属させるのは本人達は特に大丈夫かもだけど側から見たら不敬になるんじゃないかなぁ、、、?
ギルド所属の緊急時救助隊みたいなものか
雪山での遭難はね、怖いですよ本当に… スキー場で誰も居ないちょっと森っぽいとこに来ただけでもめっちゃ焦るのに… あれトラウマでスキー嫌いになりかけましたからね。今は結構好きですけど。
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