表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2078/2187

悪の始動

「こちらハチ。レーダーにてクイーンズリベンジャーらしき影を確認。攻撃部隊は準備せよ」

 今回の作戦としては魔導プロジェクターで透明化しているアルバトロスに今回選抜された攻撃部隊を搭乗させ、クイーンズリベンジャーの上空から降下して、一瞬で制圧するという作戦ではある。それの成功率を上げる為に僕らも超接近しなければならないけど……一旦周りの船には後で来てもらう事にする。流石にそこまで広範囲に魔導プロジェクターで透明化は厳し過ぎる。僕でも魔力が途中で尽きるか、魔導プロジェクターが壊れるかのどちらかだろうし……


『こちら攻撃部隊。いつでも降下可能だ。合図を待つ』

 さぁ、ここからが正念場だ。クイーンズリベンジャーを射程に捉えたら、そこから先はもうノンストップで事が進む。レーダーで常に監視はしているけど、多分クイーンズリベンジャーと接敵したら、5分と立たずに僕らとは別の味方の船がやって来るだろう。だから5分以内にクイーンズリベンジャーの乗組員を拘束してポータルで送り、ブラックメイルティーチのみをクイーンズリベンジャーに残す形で制圧する


「もう目と鼻の先だなぁ……」

 魔導プロジェクターで透明化しているお陰で1km位先にクイーンズリベンジャーが居る。でもまだ気付かれていない。風景はプロジェクターで、音は【ハシャフ】で消してるからね。だからこれを今度はクイーンズリベンジャーに対して行う


「そろそろ射程範囲かな。よし。マンマミーヤンは所定の位置で」

『了!』

 シンフォニアを取り出し、ラッパ形態にして、【ハシャフ】を絞った扇状にして出す。丁度クイーンズリベンジャーだけに当たる様に攻撃したから、これでクイーンズリベンジャーと乗組員は音を出せなくなる。そして、マンマミーヤンだけは少し離れた位置に移動させる


「今です!」

『了!』

 空中から急に何人か人がクイーンズリベンジャーに対して降下していく。球体状に透明化しているからああいう風に見えるんだな


「にしてもエグイなぁ……声が出せないから魔法とかスキルが使えないって……」

「いやぁ、多分熟練の人とか、パッシブ能力なら関係無いから達人とか呼ばれてる人には効かないと思うけど……まぁ、海賊なら効くでしょ?」

 偽クイーンズリベンジャー部分に乗っていた人の一人がぽつりと呟いたので、それに反応したけど、勿論、それをする為にこの作戦はタイミングが重要なんだ。こっちからスキルや魔法を無力化する為の【ハシャフ】を使ったその瞬間に攻撃してもらわないと、【ハシャフ】の効果時間内に制圧するのが非常に難しい。レイカさんはロープに足が絡まって降りられないとか起きてたけど、ああいうのが起こると不測の事態になってしまうだろうし、レイカさんにはこっちで砲台としての役目をやってもらった方が助かるんだ


「さぁ、戦闘が始まったみたいだし、こっちもさっさと動きますかぁ。ネレイドさん。戦闘モードに移行で」

「了」

 ネレイドを戦闘モードに移行させて、魔導プロジェクターの操作権限をネレイドさんに渡す。これで、僕も戦闘行動がしやすくなる


「ヤミィさん。物は相談なんだけど、こういう事って出来そう?」

 ちょっと思いついた提案をしてみる。出来そうかな?


「うーん、そうですね……一回10秒位なら多分出来ると思います!」

「10秒も出来るの?それなら充分!なら複合精霊達にもこれをしたら僕らから離れた周りの船だけ……」

 とりあえず追加の相談をヤミィさんにして、複合精霊達にも協力してもらおう


「さて、そろそろ【ハシャフ】の効果が切れそうだけど、追加はしないぞ?後は後ろの皆に任せた」

 ネレイドを反転させ、艦尾にクイーンズリベンジャーが居る状態にする。そして、魔導プロジェクターでクイーンズリベンジャーを包み、僕らの偽クイーンズリベンジャーが姿を現す。クイーンズリベンジャー側に乗っている人にしてみれば、自分達の船が船首から消えていく様な物だからまず、パニック状態は避けられないんじゃないかな?勿論、それは皆に説明しているし、消えた所でそれはただの映像と分かっているから攻撃の手を止める事もしない。うん、普通にラスボスの船だとしても、これはまぁ、対処は無理だろう


「あっちの事はあっちに任せるとして……味方はどう?来てる?」

「報。続々と集結しています。後2分程で目視可能距離です」

「なるほどね。それじゃあ最後に皆でどう動くかの説明だ」

 最終チェックを済ませて、少し遅れて来た偽海賊団と一緒に並ぶ。正直今回は味方の船まで守り切れない可能性もしっかりと説明したし、皆納得はしてくれたけど、勿論タダでやられる訳には行かない。皆全力で頑張ってもらおう




「よし、それじゃあ宣誓と行こうか」

 味方……いや、今はもう敵船状態だけど早速やる事をやろう。ラスボスの挨拶とかよく分かんないけど、まぁこんな感じで良いかな?


「はっはっは!俺様はブラックメイルティーチ!海の支配者だ!貴様らの様なにわかとは訳が違う!海の怖さという物を教えてやろう!」

 とりあえず宣誓をスピーカーで敵に届けたけど……後ろで本物が聞いてるんだよなぁ?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
>ラスボスの挨拶とかよく分かんないけど 海ステージのボスが海賊船長の場合は、大抵ハチ君の名乗りに似た感じのことをバトル前に宣言してるなぁ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ