4月22日
僕にとって、地獄のような4日間だった…
三浦さんは僕にベッタリくっついて離れないし。
朝の7時から夕方の19時まで働かされるし‥
やっと昨日、三浦さんの許可が下りた…
「先輩、ずーっと怒っててつまんないし‥明日はもういいです。
その代わり、明里に何かあったらすっ飛んで来て下さいよね。」
と。
しかしひどい目にあった。
これからは三浦さんに気をつけて…
店長にも気をつけないと…
こんな事まで気にして働かないといけないのかと思うと
これから先ゾッとした…。
◆
15時30分
今日こそは!!とタイムカードを押した。
やった!!押したぞ!!
僕は感極まり泣きそうになった…。
この前、渡せなかった日傘と店に売っていた、
小さな花に鈴がついた可愛らしいキーホルダーも買った。
全部コンビニの物だけど…
でも僕が働いている場所だし、この商品も僕が品出ししたんだし。
僕の思いが沢山詰まっているんだからと無理やり自分で納得した‥
◆
15時59分
ベンチに腰掛けた僕は、自販機で買ったコーヒーとプレゼントを手に持ち
登紀子さんが来るのを待った。
今日は沢山、沢山謝らないと…
「…賢治さん…」
登紀子さんの声が聞こえて顔を上げた。
泣いてなくて良かったとホッとする‥
「あ、あの…登紀子さん!すいません‥事情があって来れなかったんです‥
許してもらえますか…?」
登紀子さんは微笑んで、
「…はい。賢治さんに何かあったのではないかと心配でした‥。
でも何事もなくて良かったです‥」
くううううっ!!!
ヤバイ。なんていい子なんだ…
僕は、「これ‥お詫びと言ったらなんですが‥」と言いながら
コーヒーと日傘とキーホルダーを手渡した。
両手がいっぱいになった登紀子さんは目を輝かせながら、
日傘を開く。
「わぁ」
と言って日傘を持ちクルクルと回った。
夕日が彼女を照らして、とても綺麗だと思った…




