駄菓子屋って無くなると寂しいよね
昨日は休んだけど今日は更新するで〜
2日前のコンビニ強盗の後警察やらの話とか聞いて家に帰るのが遅くなり親にばり怒られてしょんぼりして練習に身が入らない……なんて事はなく、しっかり朝のジョギングを終える。
「そういや最近駄菓子屋行ってないな」
田舎に割とあるイメージの駄菓子屋。
10円や20円で売られてる小さな一口サイズのお菓子が多い印象だが昨今の値上げラッシュで最低20円になってしまい子供のお小遣いに少々のダメージが入る。
「だがしかーし!大人の経済力を舐めるんじゃあねーぜ!!!」
《深淵のアルクトレス》がエラー品の超貴重カードである事を知ってしまい夜中に下着を1枚駄目にしたコンビニ強盗の日!
値段を知り挙動不審になるが復活し心の余裕に変えた今!駄菓子屋如きの値上げなんぞ!!
「どうでも良かろうなのだーー!!!」
「栖うるさい!!!!!!」
階段下からでも聞こえる母親の怒声。
2日前に心労で迷惑を掛けた手前一切の反論する権利がない為さっさと着替えを持ちシャワーを浴びて朝ごはんを食べる。
「あ、そういやお母さん田島さん家の駄菓子屋さん昔あったけど後を継ぐ人がいないからって潰れたよね?まだやってる駄菓子屋知らない?今日帰りに友達と駄菓子屋パーティーしようかと思うんだけど」
「世代を牽引する陸上選手とは思えない私生活……」
苦笑いを浮かべるお母さんだが1つだけ反論をするならば世の中の陸上選手全てが甘味を食べないわけじゃないんだ。
割と食べる人もいるんだよ?ただ流石に量は減らして体重とか調整する人はいると思うけど。
お母さんはスマホを操作してオススメの駄菓子屋の場所を地図で見せて来た。
ここなら前に出かけた時見かけた店だから迷わないわ。
「そんな事言ったって部活内で大会に積極的に出るような部員私しかいないし後はエンジョイ勢、気にする人がいるもんですかって」
「世の中の選手が気の毒だわ」
「私生活管理したいんならゴリゴリの強豪校にしてみろって」
「栖に憧れた中学生の女の子がここに入りたいって話してたの記録会でいたよ」
「基本的に個人練習で私と一緒に練習した所でレベルが合わないから絶対止めた方が良いと思う」
「大学行かないんでしょ」
「当たり前じゃん。大学に行ってまで趣味の陸上を縛られたくないよ」
「テキトーバイトしながら趣味の陸上続けて陸上部の外部顧問的なのしたら?」
「ふむ?」
「練習場所も確定で使えるし後輩達への良い刺激になる!あと良い外面になる!!」
最悪《深淵のアルクトレス》を売れば外面とか何も考えずに生きて行けるからあまりその言葉は響かないんだよお母さん。
「あっいっそクラブチーム作ったら」
「クラブチーム?」
「うん、それなら男女関係無く人が来るから栖の練習に着いて来れる人も来るかも知れないじゃん?教える為じゃなくて集会的な」
「陸上部だけに周回だって?」
「黙れ」
私のお母さんは何故か駄洒落にやたら厳しい
「まぁ……色々話しても卒業してからだからええでしょ。趣味のカードを売って死ぬまで生きて行く手も無くはないから今は適当に青春謳歌して過ごすわぁ」
「我が娘ながら心余裕が凄いわ」
流石《深淵のアルクトレス》さす《深淵》
《深淵》様々である!
「んじゃ行ってきまーす。駄菓子屋で買って来て欲しいやつあるー?」
「練り切り」
「和菓子屋行け!!!!」
朝からこうやって巫山戯あえる関係は心地よく地味ながら安らぎとなっている。
まぁ偶に和菓子の奪い合い隠し合いで戦争になるが小動物を使い今の所私の82戦65勝8敗9分である。
家を出て自転車に乗る。
通学用のバックと練習着とシューズの入った袋を籠に入れて家を出た。
朝の気持ちいい風を感じながらペダルを漕いでいると1匹の黒猫が近付いて来るのが見える。
「ん?どした?」
「ニャア」
「おーこちらこそおはようございます。矢益孥は元気?」
「ニャーー!」
「そうかそうか元気か今度お菓子持って遊びに行くからねー。喧嘩しないで待っててねー!」
「ニャッ!」
返事をするとスタスタと足早に離れて行く。
まだ2歳ほどの子供故か他の動物達と比べて忠誠心が薄い。
しかしそれが可愛いくて仕方がない。
「ん〜朝から気分がええわ!!」
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