ど畜生でごわす
2日ぶりだじぇい
靴を買う用事などは案外直ぐに終わるもので私達はゲームセンターで遊んでいた。
そのゲームセンターでは誰もが一度は遊んだ事のあるであろうカートゲームの筐体が鎮座しているではないか。
この人気のゲームが得意だと息巻いていた弓は全員でやろうと提案し私達は了承すると4対1で勝負すると宣言した。
その結果と言うと
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!!!」
「こ……や……が……………ねっ」
「お?どしたどしたぁ?!悔しかろう悔しかろう!散々煽っておいてゴール手前で赤じゃなくて緑甲羅を喰らった気分は!!ね?ん〜〜〜???あれ?そう言えばコースのショトカ失敗した事については……どんなお気持ちでぇえ?!!!!最高の車のカスタマイズでありながらバニラな私の車に負けた気分はどのような気分なのかけんとぅお〜も尽きませんなぁ!!」
ご覧の有り様である。
確かに多対1を提案するだけあってカートのカスタマイズやコース取りは動画投稿一本でもある程度食って行けるのでは?と思ってしまうほどに軽快かつ巧みだった。
しかし煽りに集中するあまり終盤まで私が隠していた緑甲羅の偶然とはいえ神スナイプにより停止、そして私達全員に抜かれる流れとなる。
ゲームに負けて悔し過ぎるのか弓の口からは言語の形を成していない空気が漏れ出ており正直ちょっと面白い。
私も散々煽り気分が爽快、京香達も悔しさに膝を折っている弓の背に大丈夫か?という優しさの皮を被った煽りを投げかけているがそろそろ止めないと店員を呼ばれかねない。
「ん、そろそろ煽りもほどほどにしよっか店員さん呼ばれて怒られたくないや」
何とかという様子で立ち上がった弓の顔は中々どうして仕上がっている。
オモロ
「さて、このまま勝負も良いけどそろそろカードゲーム……買いに行こ?うずうずしてしゃーないわ」
「毎度の事だけどカードゲーム好きすぎない?」
「いやね?カードでしっかり遊ぶのも好きだけどそれと同じくらい高レアが当たるかどうかの高揚感が好きなんだよ。たっけー金出してレアカード買うよりも小遣いの範囲でどれだけ良いカードが出るか心臓バクバクさせてる方が私は好きなの。競馬も一緒よ一緒」
「競馬は違うで…………何で今競馬と言った?」
「まさか……」
「アヤッベ」
「「やったなコイツ!!!」」
「ちが!違う!!私は直接やっていない!競馬を見に行って現地のおじさんに1000円握らせて代わりに私の狙ってる馬券買って貰ったんだよ!!!」
「「「「何してんだコイツ…………」」」」
これ以上長居するとどんどんボロを出す気しかしない!!
ここはさっさとカードゲームが売ってるコンビニや店巡りをするに限る!
「サッイコーー」
「「「「………………」」」」
─────────────
「ご、合計3箱に50パックだと……?!!!」
「青野さんこんなキャラだったの?」
「「うん」」
「そうですね」
「同上」
垂れそうになる涎を拭き取り3件目のコンビニで偶然出会った陸上の大会で良く会う向田ねねに向かい合う。
「偶然とは言え私の代わりにカードパックを買ってくれてありがとね。このカードゲーム好きだからどうしても欲しくて、お礼といっちゃ何だけど……はいこれ!」
沢山買ったお菓子の山から3つほどピックアップ、更にカードパックを5つを小さいビニール袋に入れて渡す。
「……いいの?」
「私はこのカードゲームの人口をもっと増やしたいからね!どう?この際一緒にカード開封の儀でもしない?!!もちろんカードがいらなかったらこっちで預かるからさ!
可愛いキャラもカッコいいキャラもいるからもし気に入ったのがいたら一回初めて見て!」
「て、手厚いね」
「当たり前ぃ!フードコートでも行こ!流石にご飯奢るよ!回転寿司が良いなら奢るし!」
「そ、そんな悪いよ!」
「あんま大きい声で言えないけど隠れてやった競馬がそこそこの額当たりまして……バレるマズイから使っちゃいたい」
「……………………」
駄目じゃね?という視線を遙達に向ける。
駄目だねという視線が返って来る。
向田ねねはどうすればいいか分からなくなる。
「ちなみに後どれくらい残ってるの?」
「あと5万」
「ゴマン」
「ホンマに…………やらかしたぁ」
向田ねね むこうだ ねね
知り合いの聞いて良いのか分からない話を聞かされ少し泣きたい
性別
女
身長
156
体重
49
最近1000mで2:55をようやく切れた
ここまで読んで下さりありがとうございます!!
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