お金って普通に大事よね
駄菓子屋無いなってるよね
由々しき
「さてゲームカードではなく和菓子というか駄菓子屋に着いて来いという事で今私は現地にいます」
「……私は栖の無茶振りには何でも付き合うけれど頻度高ない?」
「財力で私らの心薙ぎ払って掌握するの正直好きもっと薙ぎ払って♡」
「まぁぶっちゃけ《深淵のアルクトレス》を売れば君達全員一生分雇うくらいのお金は用意出来ますけど流石にしないからね???管理が行き届かぬ」
「管理出来るなら行動しそうな口ぶりだぁ……!」
「まぁ、時々お金に困ったらコレクションのカードを売ってたりして数十万くらいに変えるから管理出来るなら君達の人生縛りたいが????」
「「「う〜んこれはメンヘラ」」」
自転車から降りて駐輪場に停めると早速店の中に入ると直ぐに視界に昔ながらの駄菓子が山の様に見える。
「うぉぉおぉ、お母さんから聞いてたけど想像以上にに夢見たいな光景…………あっちっちぇーヨーグルトみたいなヤツあった」
「王道のう◯い棒」
「ブ◯メンや!!」
「名前が地味に分からん爪楊枝で刺して食べる謎グミ?餅?のやつもある…………また中身減ってね?」
「すみ〜!これ本当にどんだけでも奢ってくれの〜?」
「まだまだ財布に余裕はあるから良いよ。どうせ今度も購入制限のあるカードゲームの列に並んで貰うんだしこれぐらいはしなきゃね。
それに何度も言うけど私が部活動を出来て大会に出れる理由は皆が部員でいてくれる事だからね。その感謝は流石に卒業するまで返し切れる物じゃないよ」
「て、照れるよすみちゃん」
「おう遙は幽霊部員でも良いから陸上部入ってくれや。この中で遙だけなのよ部員じゃないの」
「良いじゃないすみちゃん。どうせ一心同体何だし」
「何度でも言うけど私駅伝出たいんだけどね」
「どうせ来年1人は確定で入って来るんでしょ?大丈夫じゃん」
「私としては今年から出たかったんだよ」
「あ、ビールみたいになるやつ」
「無視すな」
遙が駄菓子に集中し始めた所で思わずため息が漏れて私も昔懐かしな駄菓子を吟味する。
「駄菓子飛び越えて和菓子の品揃えも多少ある。まさかのお母さんの練り切り強請りが目の前にある」
「すみ〜フードコートのゾーンあるから少し買って話そ!」
「部活終わった直後かつ少し離れた位置にあるからここで食べるのはパス。明日土曜日だし練習終わりにお菓子の持ち寄りおっけーなカラオケでも探してそこでパーティーしよ。久々に歌いたいんだよな〜〜〜何て言わず他校の選手達の記録会とかの動画漁ってレース展開のお勉強をします」
「え〜〜〜!!勉強やだ〜!!」
「すみは勉強頑張ってようやく赤点ギリギリなんだからガリ勉みたいな事言わなくていいんだよ?」
「カードゲームとかの遊びの計算だけは結構早いよね。ゲームだけは」
「喧嘩売ってんちゃうぞ練習内容私が決めて地獄見せてやろうか。安心しろ救急車呼ぶ分の費用はなんぼでも出してあげるよ」
「ガチやん」
「ていうか部活で倒れたら保険か何か降りるやろ」
「それは知らん。だけど最悪の場合お金の心配はするな《深淵のアルクトレス》様が解決して下さる!」
「あのカード引いて心の余裕が馬鹿みたいに大きくなったから嫌な金持ちみたいなムーブし始めてない?」
「でも何だかんだ助けてくれるから断れないやつな」
「走り終わった後の補給これからロシアの乾パンな」
「「そんな殺生な?!!!」」
本当にしょうもない、下らないやり取りをしながらも駄菓子を物色する手は一切止まっていない事からどれほど昔の思い出が刺激されているか分かることだろう。
私自身の籠にはココアシガレット5箱に蒲焼◯ん太郎50個、ヤ◯グドーナツ10個、都こ◯ぶ3個が入っている。想定していなかった量を買いすぎて会計で迷惑をかけないか心配になる。
「弓、京香、紗奈少し量買いすぎちゃったからこれ」
1万円を手渡す。
「先に会計済ませちゃって私はお母さんに頼まれた和菓子どれにするか吟味してるわ」
「「「おっけーー!」」」
「…………遙の両親にも駄菓子買ってかない?」
「初めて言う事だけど私の親和菓子に煩くて下手に持って行くと「本物の和菓子を食わせてやる!」って言って講義みたいなのが真夜中でも始まるの」
「想像していなかった方向の家庭内事情」
近々駄菓子屋を巡ろうかと思う




