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宇宙時空委員会特別指令~復讐姉妹~  作者: 月
風便り星編

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135/159

世見乃さんで読子さん

ヤシロ達は、

時の止まり木を後にした。


透明の封筒は、不思議なことに

風もないのにふわりと揺れていた。


リンリン「世見乃さんって、どんな人なんでしょうか?」


にこ「おばあちゃんかなぁ?」


ヤシロ「シグレママの知り合いだ。普通の人じゃないだろうな」


るいは封筒を見つめていた。


るい「おばあちゃんにも、届くのかな……」


その時だった。

透明な封筒が淡く光を放った。


るい「わぁ!!」


風が吹いた。

優しい風だった。


まるで、どこかへ案内するような――。




その頃――

風便り星のある街で――。




世見乃「おやおや。風さんから手紙かい?

最近は珍しいさねぇ」


街の子供「読子さん!手紙出しに来たよ!」


お花に水やりをしている手を止めた世見乃。


世見乃「すっかり、私は読子さんって呼ばれるようになったさねぇ……想いは案外遠くまで飛ぶものさねぇ。だけど、返事が来るかは分からないよ?……でもねぇ、書かなきゃ始まらないこともあるんだよ」


街の子供「読子さん、何をブツブツ言ってるの?」


世見乃「オホホホ。気にしなくていいさねぇ。もうすぐ旅人がやってくるようだよ」


世見乃は、再びお花に水をやり始めた。


風に揺れる花々は、

誰かの想いをソッと聞いているようだった。


ここは――

世見乃こと、

読子さんがいる花綴街――。

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