今も輝く命
URU「サカキさんが、いらっしゃいました」
サカキ「突然なんだけど……任務っていうか……ちょっと星まで付き合ってくれない?」
ヤシロ「どうしたんですか?サカキさん」
サカキ「まぁ、かたいことは言わないでよ!あなた達に一緒に来て欲しいって思ったの」
るい「もちろんです!サカキさん」
にこ「いいよーサカキさん」
リンリン「リンリンも、サカキさんが行きたい場所へ行きたいです!」
《ウィーン……》
宇宙船のハッチが、
静かに開いた。
にこ「あっ……ここって!!」
そこは――
誰かの子守唄だけが流れる、
とても静かな場所だった。
ぽつんと、
小さなゆりかごが置かれている。
サカキ「ゆりかごスターよ」
中では、
小さな子供が、
すやすやと眠っている。
サカキ「私の子よ。」
その表情は――
どこか、懐かしそうな、切なそうな表情だった。
サカキ「私の元へ、生まれてきてくれてありがとう」
ヤシロ「サカキさん……」
ヤシロが、何故か泣き出した。
サカキ「ヤシロ、何泣いてんのよ」
ヤシロ「すみません」
にこ「ヤシロさーん」
にこが、ヤシロの頭を撫でてみせた。
サカキ「いつか別れが来るから、今を大切にすることよ」
リンリン「終わりがあるから、今は輝いているんですねっ!!」
ひとつ、終わりを告げた命だったが、
今もずっと大切にされていた。
ヤシロ「運命ってのはな……」
にこ「うん?」
《カチッ》
ヤシロ「命を運ぶから、運命になるんだ」
るい「……少しずつ、運命が仕上がっていくんですね」
《カチッ》




