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鉄牢  作者: りょう
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耕せ畑!植えろ植物!その7

結論から言おう、カルネさんの畑で今年は薬草を作ることになった。

ちゃんちゃん。


「佑、ほんと、大変だったんだぜ。」

やれやれって感じで話を切り出すと、

「そうか、悪いな、リク、俺がログインできないばっかりに、

お前の負担が増えちゃったな。」

すかさず、こんな下手に出られてしまった。

「いや、それはいいんだけどな、振り回す振り回す。美香のやつ、参ったよ,

ほんとに」

ともあれ、ここぞとばかりに、佑には力説しておく。

「で、結果的に薬草に決めたって聞いたけど。」

美香からやっぱり愚痴連絡が入っていたんだな。

二重で悪いが、俺の愚痴も聞いてくれ佑。

「あぁ、それもな。」

結局、ことごとく、カルネさんに駄目出しされた美香は、

カルネさんが作っている植物と元々作る予定の薬草の内から

一つを選ぶことにしたらしい。

その際、借りた畑でどれくらい作れるのか確認していたのは、

さすがだが、そのリストを持ってハイネさんのところを訪ねたが、所詮は地場物、

投げ売り状態にしかならないことが判明し、その足でヨルムへと向かうことになった。

まぁヨルムなら、また別の値段がつくだろうとの目論見があったからな。

そして、計画が狂いだした。

前回のアズキを購入したNPCの商人が行商でどこかに行っていて、

俺たちは完全に商売の伝手が無くなってしまったんだ。

商魂たくましい美香は、ヨルムの露天商に片っ端から声をかけるが、現物もない以上

話に乗ってもらえるわけもなく、散々露天を回って、全て門前払い状態だった。

最後にたどり着いたのが、診療所のジジィんところで、結局ジジィに薬草なら

品が良ければ買い取ってもらえることになった。

全く、なんじゃそりゃ。ちゃんちゃんって話だ。

そして今に至る。

「で、ワザワザ、俺に連絡してくるってことは、それで終わらないんだろ?リク。」

「あぁ、お前の持ってるマルカン草だけど、図書館で育成方法がわかるかもしれん。

だが、残念ながら、俺や美香じゃ、INTが足りなくて読めないんだよな。」

「そっか、ログインできるようになったら調べるよ。ゴメン リク、家に着くから、

明日学校で・・・」

「頑張れ佑。」

時計を見たら、あと5分で日付が変わるところだった。

携帯ってやっぱ便利だわ。

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