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鉄牢  作者: りょう
22/62

武器屋にて!

明るい店内に笑顔のドワーフが接客してくれる。

そんな素敵な武器屋さんを探している佑こと盗賊のレーニィです。

ここ、始まりの町で武器屋さんは数あれど、

僕のおすすめはここ、「油まみれの釘」です。ジャジャーン

初心者におすすめのショートソードから、

ベテラン御用達のツーバンデットソードまで、

はたまた、スルーナイフの5本セットなんてお買得品があったり、

巨人族用の武器なんかも各種取り揃えてます。

お値段も予算に合わせて相談できて、メンテナンスも実費で引き受けてくれちゃう

プレイヤーには頼れるお店なんです。


今日はパーティメンバーの美香ちゃんに壁まで壊せるトマホークを買いに来ました。

彼女は高価な課金アイテム黒狼の牙を装備しているので本来なら、

そのまま武器を武器を持つことは出来ないんだけど、

このお店ならカスタマイズしてもらえるから

買った武器はそのまま装備しちゃえます。

カスタマイズ費用はかかるけどね。


で、肝心の美香ちゃんはというと、あれこれ悩んでいました。

「ん~私的には、双剣みたいに両手でバシバシ行きたいんだよね。」

「でも、これから先のこと考えると防御も固めないとマズイでしょ。

一人だけ、死に戻りなんて切ないしな。」

「そう考えるとね、でも盾を構えて戦うのも盾の分だけもったいなくてね。」

「命が一番だろ、生き残ることを考えないと。」

「お客さんは、どういった戦闘スタイルを望まれますか?」

「戦闘スタイルって言うと?」

「はい、ご説明させていただきますと、

防御と攻撃のバランス型、

防御メインのタンク型

遠距離攻撃型

接近戦メインのダメージディーラー型

などが、基本でしょうか?」

「ちなみに俺はダメージディーラー型だから、

軽鎧とショートソードの組み合わせ。」

「なるほどね、他にはないの?」

「中距離攻撃型っていうのかな?重攻撃を行うやつ」

「なにそれ?大鎌とか、バトルアックスとか、

ポールアイテムって言われる接近戦には向かないけど遠距離でもないやつ。

ヤリとかもこの分類かな。」

「でも、迷宮の中でポールアイテムは使いにくいんじゃないの?」

「あぁ 確かに、技によっては部屋以外で使用できないものもあるってさ」

「だめじゃん それ。あ、何かおすすめはありますか?」

「お勧めですか?基本的にはお客様のご要望に対して相談に乗らせて戴くんですが、

女性でいらっしゃるのと、今装備している黒狼の牙に合うもので斧というなら、

こちらのスタックアックスなんかでしょうか?」

お店の方が出してきたのは、手斧と両刃の小ぶりなバトルアックスでした。

「取り扱い方の説明をさせていただきますと、

この手斧とバトルアックス、つなげてポールアックスに出来ます。

さらに、手斧にはソードブレイク機能があり、

練度が上がりますと、相手の武器を

破損させることもできます。

バトルアックスは左の黒狼の牙につけて、盾として使うこともできますし、

その場合、黒狼の牙の追加ダメージをそのまま相手に与えることができます。」

なに、そのなんでも武器。盾代わりになって中距離で使えて、近距離でも使える。

「すごいですねぇ。そんなにすごい武器なんですか。」

「はい、少々お高くなってしまいますが、

それでもお値段以上の働きはしてくれると思います。」

にっこり営業スマイルですねぇ。

「私、買うわ。」

「ありがとうございます。ただいまでしたら

ポールアイテム用スキル「なぎ払い」と「連続二段突き」のどちらかを

お付けします。どちらがよろしいですか?」

「えー「なぎ払い」がいいかな?」

「ありがとうございます、「なぎ払い」スキルカードをお付けしまして

お値段が金貨1枚となります。」

「えっ金貨ですか?」

びっくりです。現金にして10,000円です。

「えーと、すみません、ピッケル見せてもらえますか?」

リク、ナイスフォローです。フリーズした美香ちゃんに向かって笑顔の店員さんに、

すかさず、今回の目的壁崩しの最適道具ピッケルを確認です。

「ありがとうございます、ピッケルですと、こちらになります。」

「え~と、お値段は?」

「はい、銀貨6枚になります。」

それでも600円ですね。

「じゃぁこれで。」

「ありがとうございました。」

「ごめんなさい、また来ます。」

「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしています。」

「武器買わなかったな。」

「お金貯めてからまた来るわ。」

以上「油まみれの釘」からレーニィでした。

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