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お姉ちゃんは可愛い悪役令嬢  作者: あきみつ
頼りになるはずの記憶が、全然頼りにならない
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あれから何が起こる事もなく2ヵ月が経った。


ナタリアはベリッシュに弟子入りし、1週間に1回はレッスンを受けている。

ベリッシュとナタリアはそれはそれはとても仲良くなった。ベリッシュに至ってはナタリアを妹に欲しいとまで言う始末だ。

僕としてはそれはとても遠慮したい話だった。

サッシュは魔法具研究部に入って部室に籠る毎日だ。


そして僕はというと


「聞いているかい? アインリッシュ君」


何故か王太子……ハインデルト様のお悩み相談を受けるはめになっていた





事の始まりは1か月前だ


ベリッシュをお昼に誘おうと2年の教室に向かっていると、ハインデルト様が空き教室に突っ立ていた。

学園だから護衛を付ける必要はないけれど、入学してから今までハインデルト様が一人でいる姿など見た事が無かった。


無かったのだ。

だから、興味本位で声をかけてしまった。


「ハインデルト様? こんな所で何してらっしゃるんですか?」


振り向いたハインデルト様を見て驚いた。


その頬には、大きな赤い手形がついていた。




「ど、どうしたんですその頬!!」


慌てて水魔法で作った氷嚢を頬に当てる。


ぼーっとしていたハインデルト様は、ようやく僕がいる事に気が付いた


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