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第一話 少年達
「僕らが生存者を探すんですか?」
『申し訳ないが…………頼んだぞ』
正直に言ってくれ。邪魔なんだろ。僕らが。
「…………いつ、出発すればいいですか?」
『……明日にでも出発してくれ。早い方がいい。』
僕たちを追い出すのも早く追い出した方がいいもんな。
「わかりました。」
ーーーここは三年前、水にほとんどが沈んでしまった街だ。
大人たちは僕らのことが邪魔だ。
ただ遊んでいて全然苦労してない。
ただで食料をもらえる。そう思ってる。
……自分たちは自分から働こうとしないのに。
外は危険だ。だから大人たちは僕らを追い出して殺そうとしてる。
だから、僕らは生き残らないといけない。生き残って、大嫌いな大人に仕返しするんだ。
生存者を見つけることは大変だ。だからこそ見つけて僕らの存在価値を示してやる。
僕ら子供は、だから頑張る。
「……行こう、みんな」
『そうだな』『ハイです!』『かしこまりぃ〜』『ん』
僕ら六人で、必ず生き残ってみせる。




