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第01稿04話~爺ちゃん、生産施設で何かを生産したい2~



__久黎爺|市場



 おぉ、屋根だけの簡易てんとというのかの。それがずらっと並んで居る。ここが市場の様じゃな。


「わぁ、市場っていうよりお祭りの露店みたい」


 お祭り……久しく行っていないのぅ。今度機会があれば行ってみようとするかのぅ。


「うぃんどうしょっぴんぐを始めるぞい」


「掘り出し物あるかな?」


「物価高くないと良いね」


「確かにどの程度の値段で売っているのか気になるのぅ」


 歩きながら露店を見て回るとどうやらぷれいやぁが売り出している様じゃ。


「らっしゃいらっしゃい安いよ安いよー」


「お、あそこ何売ってるんだろ」


 声出ししている人も居る様じゃな。


「もし、何を売っておるかのぅ?」


「初心者向けに矢や消耗品の武器を売ってるぞ」


「消耗品の武器とな?」


「投石や投げナイフなんかだな。作るにも時間がかかるし運用するなら量も必要と言う事でこうして売りに出している」


「ふむ投石はいくらかの?」


「100個で10だ」


 そう言えば通貨は何と言うのじゃろうか?すてぇたす画面を表示するがそこには換金した通貨の数値と硬貨の様なまぁくのあいこんしかない。現在の所持金は1000程の様じゃな。


「では100円分でお願いしようかの」


「まいどあり1000個だな」


「100円で1000……利益は?」


「石は採取ポイントでタダだし加工でレベリングするついでだからな。投石の利点は誰でも投げる事が出来るのが利点だ。まぁ、威力はお察しだが、ナイフは取り扱い注意でもあるし直ぐ刃こぼれして使い物にならなくなるぞ。慣れてきて急所に刺さる様になれば話は別だけどな」


「最初は石で練習し短剣もいずれ試してみようかの」


「それが良い。何時もこの場所で売ってるからタイミングが合えばここに居ると思うぞ」


「あいわかった市場に来たら覗くことにしよう」


「矢はどれくらいで売ってます?あとレベリングって言ってましたがレベルあるんですか?」


「あぁ、レベルというか練度だな製作系は作れば作るほど成功率上がるんだ」


「技能れべぇるという奴じゃの」


「あぁ、プレイヤー自身のレベルは無いけど戦闘スキルならスキルレベルを上げれば新しいスキルを覚えたり出来るな。弓も一度に複数の矢が打てるようになったりするぞ頑張れよ」


「頑張ります!」


「矢は100で木は25石は30だ。鉄はまだ扱ってないがどうする?」


「木の矢を100円分でお願いします」


「400本だ。まいどありぃ」


「ありがとうございます」


「私は要らないかなぁ。今は木槌で良いけど軽量化ついた槌を探さないといけないんだよね?」


「軽量化の素材か。色々あるけど序盤なら鳥系から出る羽が軽量化がついてたはず。種類が色々あるから素材は大変だけど羽むしっとけば出るんじゃないか?」


「最後雑っ!でもありがとうおじさん!!」


「あぁ、どの鳥かは分からんが難易度高いから頑張れ。魔法とか弓使うなら楽かもな」


「あ、飛んでるから届かないのか!」


「嬢ちゃん、投石はいるか?」


「買う!」


「まぁ一発当てたら大抵は降りてくるから100個あれば足りるだろう」


「はい10円!」


「まいどありぃ」


「見事に買わされている……」


「じゃぁ!早速!狩りに行こう!」


「ふむ、うぃんどぅ、しょっぴんぐは終わりかの?」


「玖零爺さんのお時間が大丈夫なら行きませんか?」


「大丈夫じゃよ。付き合うぞい」


「わーい!」


「孫と一緒にMMOに付き合うお爺ちゃんか。元気だなぁ」



__久黎爺|集会所


 ひとまずは鳥さんが何処に居るのかを組合で聞こうと集会所にやって来た。


「聞きたいのだが」


「鳥のモンスターは何処にいるの!」


「あ、鳥のモンスターですか。草原の空を飛んでる風切り鳥とかですかね。ただ、結構高い所を飛んでいるので難易度は高いですよ?ただ仲間意識は低いので番でなければ一匹ずつで戦えますよ」


「遠距離の練習になりますね」


「えっとK太さんは弓でしたね。でしたら攻撃を一回当てれば当てた風切り鳥だけ降りてくるのでそこを久黎爺さんとK奈さんで叩くのがよろしいかと」


「あい分かった!」


「了解!」


「上空の敵に弓を射るのは難易度が高いですが上位職になるなら必須スキルなので頑張ってくださいね」


「そうなんですか?」


「上ヲ狙ウト距離ガ分カリニククナリマスカラデースネ」


「おぉ、ぼぶさんじゃ」


「上空ニハ距離ノ目安ニナル物ガアリマセンシ重力ニ逆ラッテ飛バサナケレバナラナイノデ技能ヤスキルガ必要ニナッテキマス。最初ハ外シテモ挫ケズ、当タルマデヤリマショウ」


「最終的に根性論……」


「いやいや、根性ではなく習うより慣れろと言う事じゃろう当たらなければ何故かを考え修正して行けば何れは成す事も出来るという話じゃよ」


「イグザントリィ、ソノ通リデース」


「あ、なるほど。精進します」


「K兄!まだー?」


「あぁ、ごめん。では行ってきます」


「儂も礫当てを頑張る事にしよう。では、ぼぶさん、受付さんや、ありがとう。」




それでは皆様ごきげんよー一年経ってしまった。お爺ちゃんの更新となります。

市場の露店のプレイヤーは売るのが楽しいのです。利益は度外視です。ですから商人では無いです。

名前は今後も出演したら明かされる事でしょう。

上空の敵は弓の通常攻撃で狙う難易度は高くなります。しかし弓のスキルなどで一直線に飛ばしたり軌道を固定する事が出来るので難易度は低くなります。

果たして鳥を撃ち落とす事は出来るのか、それでは皆様また次回!

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お久しぶりです(≧∇≦) エイッ!! (/_・)/D=============∋-(><)→サク 頑張れ(*ノ>ᴗ<)
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