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第01稿04話~爺ちゃん、生産施設で何かを生産したい3~


___久黎爺|草原



「あ、あれですかね?」


 K太君が指差す方を見ると頭上高くに鳥らしきモノが視認出来る。ちと遠すぎて目的の鳥かは分からないくらい高い所を飛んでいる様じゃ。


「ちょっと、射ってみますね」


「分かったぞい」


 儂も石礫を取り出し丹田に集中し気を練り始める。気を練りつつもK太君の射撃を見守る。K太君の放った矢は空の黒点に届かずに少し離れた場所に墜ちていった。


「結構力必要かも。」


「私も一発投げるよ!!!えいっ!」


 K奈ちゃんの投げた石はK奈ちゃんの身長の3倍程の高さ迄上がった後、K奈ちゃんの足元に落ちた。


「K奈、真上に投げると危ないよ」


「ごめんK兄」


「そうじゃの、危険だから斜め上に投げる様にした方が良いじゃろう。どれ、儂も一投」


 前回の蜂さんの時の事を思い出し手のひらに気を集め投石機の様に投げようと思う。手のひらの上に石を乗せ腕を振るう。石は上ではなく放物線を描き横に飛んで行った。そしてこちらに向かって来ているはうんどさんの群れに落ちていった。


「あれ?何か来てない?」


「久黎爺さん、わんこの群れが来てます」


「K兄、わんこって言うほど可愛くないよ。どちらかと言うと狼っぽいよ」


 どうやらわんこ軍団がこちらに向かってるのは儂の礫ではなくK太君の矢が原因の様じゃ。先頭のわんこの背中に矢が刺さっておる。良く走れるのぅ。


「うわぁ、僕の矢が刺さっちゃったのか。上空外すと地上の敵に当たる事もあるのか……ごめん」


「何、儂の礫もちょうど、あれらに落ちた様じゃ。こっちへ向かってるのならば倒していこうではないか」


「そう言えば石当たったけどうさウォールは見えませんね」


「ほう、そう言われればそうじゃのう、どれもう一つ」


「自分も来るまでに削ります」


 先程と同じように気を練り、はうんどさんの群れに向かって投げる。その間に4本の矢をK太君は放っていた。やはり気を練って投げるのは遠くなら良いが近寄られていたら難しいかもしれぬのう。

 石が当たったはうんどさんは群れから遅れた様じゃ。ちなみにK太君が放った矢は一撃ではうんどさんを倒している。火力が欲しいのぅ!


「残り9匹ですね」


「どうやら石でこの距離だと丸兎さんは反応しない様じゃな」


「そうみたいですね。こちらに来るまでにもう少し削ります」


 続けて射撃を続けていくK太君、K奈ちゃんは周りに敵が居ないか確認している様じゃ。今度は石を5個、程纏めて投げてみるとするか。


「儂も追加で投げるぞい!」


 点で狙うK太君とは対象的に面制圧じゃ!気を込めた手のひら一杯に石を乗せ投げる。はうんどさんの群れに落ちたのはそのうち2個、ううむ。


「お爺ちゃんお爺ちゃん、投げるんだったら手首だけじゃなく砲丸投げみたいに投げたら良いんじゃないかなー?手首痛めそうだよ」


 こうやってと右手を持ち上げる様にしている。砲丸投げか、そうじゃのぅ、全身を使って投げた方がよいか。手のひらではなく腕と足をばねにする様にかのう。凝固じゃ、ばねは無理そうじゃが手のひらに凝固で気をとどめ全身を使って投げてみるとしよう。


「そろそろ戦闘準備お願い」


「はーい!」


 構えの練習をしていたらもうはうんどさん一行が御到着のようじゃな。接近戦じゃ!三節棍を装備!


「玖零爺さん、一回石投げみたらどうですか?」


「おぉ、丸兎が反応するか否かじゃな。試してみよう」


 見ると4匹まではうんどさんが減っていた。遠距離攻撃強いのぅ。とと、なにはともあれ石を投げるぞい。軽く石を投げるとはうんどさんに石が当たったが丸兎達が来る気配はない。しかし、この距離のはうんどさんに石を投げるのは何か罪悪感が湧いてきてしまった。


「ふむ、どうやら丸兎は集まらないようじゃ」


「これで逃走は出来そうですね」


「そうじゃのぅ、しかし、この距離ではうんどさんに石を投げるのはちょっと罪悪感が湧くのう」


「お爺ちゃん、ヤらなきゃヤられちゃうんだから罪悪感感じてる場合じゃないよ。三節棍で殴るのは罪悪感感じないの?」


「おぉ……大変じゃ。戦えなくなってしまう」


「お爺ちゃん!頑張って!!これゲームだからそう言うモノだと思って!」


「そうじゃった。ゲームであったな。余りにもりありーすぎて忘れてたぞい」


「久黎爺さん助けてー」


 K太君を見ると矢ではうんどさんと格闘していた。


「すまぬすまぬ」


 慌てて三節棍を装備し、はうんどさんとK太君の間に割り込む。


「ありがとうございます。前衛は任せます。後ろで仲間呼ぼうとしてる奴は任せてください」


 三節棍をはうんどさんに振るって倒す。残りの3匹は1匹をK太君の矢が、2匹はK奈ちゃんが吹っ飛ばしていた。


「おお、流石じゃのう」


「ヘッドショットなら一発なんですけど外すとダメみたいですね」


「こっちもトドメ刺したよ!」


「あ、鳥だって分かる位には近くに来てるね。よし」


 K太君が弓に矢を番え構える。確かに風切り鳥さんは見える程近くまで降りて来ていた。


「行きます!」


 K太君が矢を放つ。一直線に鳥さんに向かっていく!これは当たったのではないか!




鳥さんに届かずはうんどさんに矢が偶然当たる確率。

見えてたらヘッドショットを決めてるK太君は経験者の様です。

K奈ちゃんは一匹のはうんどをもう一匹にぶち当ててそこに上から地面に還しました。

次回こそは鳥さん戦なるかな。なーれ!それでは皆様また次回!

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