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051 ニャルマル商会と商談をした

俺と黒猫のケット・シーのペロ、エルフのエリ、ハーピーのハルカ、ドラゴンのドラムはニャルマル商会の応接室にいる。


ニャルマル商会副商会長であるシャム猫のケット・シーのシャルさんと向かい合って話をしている。


迷宮『猫の穴』地下100階から放り出された後、ニャルマル商会に来ていた。


シャルさんの話が一段落したので、俺達の話をする事にした。


シャルさんは小鳥サイズのドラムをじっと見ている。


まず、迷宮入口でエリとハルカがギルドマスターに呼ばれた件を話した。


「そうすると、エリさんとハルカさんは暫く身を隠してた方が良いかも知れませんにゃ。」

とシャルさん。


俺も同意する。

「そうですね。まだギルドマスターと会いたくないし、明確に敵対する気も無いので、行動を起こす時まではこちらか『猫の安らぐ宿』にいた方が良いでしょう。」


エリは諦めた表情。

「うむ~。仕方が無いのぅ。」


その後、迷宮の地下100階まで行った話をした。


「その時のドラゴンがこの子なんですにゃ!」


「そうですけど、子じゃ無いですよ。本体はかなり凶暴で大きいです。」


「凶暴ではないぞ。あの時は操られていたのだ。」


「その操られていたのも不気味だな。ドラムを迷宮に連れて来て、操ってた奴がいるんだろ。」


「最後に迷宮から放り出されたのも気になるのじゃ。」


「誰かの意志を感じるな。落ち着いたらもう一度行ってみるか。」


「地下100階の宝が欲しいにゃ。」


「そう言えば・・・。」


エリに言って地下51階から地下100階までの地図を出した。


攻略時にエリがマッピングしていたものだ。


迷宮の地図は、現在は地下50階までしか市場に出回って無いので、貴重なはずだ。


「こんな貴重な物を預かっても良いのですかにゃ?」


「コピーしたら返して下さい。また潜る予定ですので・・・。」


「それは絶対お約束しますし、お金もお支払いしますにゃ。」


「宿代を出していただいてるので、無料で良いですよ。」

って言ったのだが。


「そんな事絶対出来ませんにゃ!!」

と強く断られて、お金を貰った。


それから、上級回復薬、携帯コンロの魔道具、結界の魔道具、携帯シャワーの魔道具を出した。


シャルさんは上級回復薬を鑑定して驚く。


「こ、これは・・・。本当にトロルやサイクロプスを倒したのですにゃ。」


上級回復薬の製造を強くお願いされると同時に各種魔道具の販売許可をお願いされた。


上級回復薬は1本が物凄く高価な値段がついて、魔道具は売り上げの1%程度を貰えるらしい。


身を隠す必要があるエリがニャルマル商会の錬金所を借りて、暫くの間、上級回復薬の製造や魔道具開発の説明をする事にした。


それに伴いエリが持ってた、シャルさんから預かった通信の魔道具は、ペロが持つ事になった。


そして、この世界に既にあるかも知れないが、マヨネーズ、ベーコン、ハンバーグ、ハンバーガー、お好み焼き、たこ焼き、カルボナーラ、鳥塩鍋の試食用の物を出した。


マヨネーズ、ハンバーグはこの世界にも既にあった様だが、レシピは一部の料理人が秘匿し独占しているとの事。

レシピの公開を切にお願いされた。


また、各料理もシャルさんが一口食べる毎に賞賛の嵐で、こちらのレシピも

公開を強くお願いされた。


ステュムパリデスの肉と卵は、この都市に滅多に入らない貴重な食材らしいので、また狩ってこようと思った。


ハルカも身を隠す必要があるので、暫くはニャルマル商会の料理部門でレシピの伝承と調味料や素材の開発と研究

をする事にした。


紅しょうが、青のり、揚げ玉、鰹節、味噌、醤油、米について、ニャルマル商会の料理人と一緒に探す事、開発する事に期待したい。


シャルさんからアイテムバッグを購入し、ハルカに渡して各種食材や調味料を集める様に指示した。


ハルカの分のレシピの提供料はこちらもメリットがあるので無料で良いと言ったけど、相場の金額を計算して支払ってくれるらしい。


最後にニャルマル商会の素材買い取り部門に同行して貰った。


迷宮で倒した各種魔物を1体づつ渡した後、俺達が使う分を残して渡そうとしたら、「そ、そんなに買い取れる資金は今はありません。」と断られた。


なので商会で買い取りが出来る範囲の物を売った。


「残りの素材も買い取りますので、絶対に他の店には売らないで下さい!」と念を押された。


シャルさんは苦笑いだった。

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