窓際の不思議な彼-part66-過去と現在
窓際にいる不思議な彼
彼に悩みを話すと解決するという噂が・・・
「○○学校の」
「窓際にいる不思議な彼に」
「困っていることを話すと」
「解決するらしいよ」
「なんで窓際?」
「窓際社員的な?」
「ホントかよ?」
「窓際ってだけじゃ分かんねー」
「窓際にいるわけでもないらしい」
「なおさら分かんねー!」
「一目見れば分かるってさ!」
「イケメンらしい」
「可愛い女の子」
「女の子なら彼じゃないじゃん」
「やっぱり学校にいるらしいよ?」
「それは嘘情報だよ」
「学校じゃないところでも噂があるし」
「てか、あそこにいるんでしょ?」
「あの、隠れスポットみたいなとこ」
「すごい狭いとこ」
「どこ?」
「〇〇町の〇〇っていうビルの二階」
「怪しい看板が目印だって!」
街の様々な所でそんな噂の話がされている。
■過去と現在
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「ねえ、みんな・・・」
「ぼくとおはなししない?」
「・・・」
「なんで?」
「どうして、みんな・・・」
「ぼくとおはなししてくれないの?」
「なんで・・・」
「ぼくから、はなれるの?」
「・・・」
「あっ!」
「おじいちゃん!」」
「!」
「ご、ごめんなさい・・・」
「・・・おじいさま」
「・・・」
「ていおーがく?」
「なに?それ?」
「!」
「な、なんですか?それは?」
「ひとのうえにたつ?」
「?」
「おじいさま・・・」
「どこにいっちゃうの?」
「やだよ・・・」
「あのひと・・・こわい・・・」
「あのせんせい・・・こわい・・・」
「おじいさまーーー!!!」
「はっ!?」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「夢・・・」
「この夢・・・」
「久々だな・・・」
「はぁ・・・」
「まだ・・・見るもんなんだな・・・」
「・・・って」
「うわあ!!!」
「明智!?」
「いつから・・・そこに?」
「少し前から?」
「・・・」
「俺・・・何か言ってた?」
「うなされてた?」
「そっか・・・」
「いや、大丈夫・・・」
「久しぶりにさ・・・」
「昔の夢を見たんだ・・・」
「そう。子供の頃の」
「え?いやー・・・」
「別に・・・」
「悪夢とかでは・・・」
「多分、違う・・・」
「ん?この後?」
「いや?もう帰るだけだよ?」
「一緒に?帰る?」
「どゆこと?」
「メシ?マジ?奢ってくれんの?」
「行く行く!どこでも付いて行きますとも!」
「明智様!」
「うんま!!!」
「マジでうまい!!!」
「お前、いつもこんな良い店で食ってるの?」
「うらやま!」
「おいおい!全然食べてないじゃん!」
「もっと食えよ!お前が誘ったんだし!」
「え?もらっていいの?じゃあ・・・」
「お言葉に甘えて・・・」
「うまい・・・」
「なあ」
「あの人って、お前の付き人?」
「良いのか?あの人は食べなくても?」
「車で待機じゃ、可哀そうじゃね?」
「良いの?ふーん・・・」
「明智って・・・マジのボンボン?」
「は?俺も?」
「いやいや、俺は違うって!」
「え?」
「・・・」
「明智・・・」
「お前・・・」
「俺のこと・・・調べたのか?」
「・・・」
「なあ・・・」
「勘違いだったら、謝るけど・・・」
「明智・・・」
「お前・・・」
「最初に俺のところに来る前から・・・」
「俺のこと・・・知ってたか?」
「俺の事情を・・・知ってたのか?」
「・・・」
「そっか・・・」
「・・・」
「いや、別に、なんとも思わないよ」
「え?怒ったり?裏切られたって?」
「なんで?」
「そんなこと思わないよ?」
「いや、だってさ・・・」
「お前があんな場所に来るなんて・・・」
「おかしいと思ってたもん」
「それにさ・・・」
「別に、事情って言っても・・・」
「なんてことないもんだし・・・」
「それより・・・」
「何か目的があったのか?」
「俺と接触したのって・・・」
「お爺様のことか?」
「俺は・・・」
「お爺様のことは、良く分からないぞ?」
「あんまり一緒の時間を過ごさなかったし・・・」
「事業のこととか、さっぱりだし」
「もしかして・・・」
「何か・・・悪いことしてるとか?」
「へ?お爺様のことは調べてない?」
「そうなの?」
「むむ?」
「じゃあ・・・」
「なおさら、なんで俺のところに?」
「?」
「憶えてないか?」
「・・・」
「ああ!!!」
「あの時の?」
「あの時の子が・・・」
「明智・・・だったのか?」
「そりゃあ・・・憶えてるさ・・・」
「あの時って・・・たしか・・・」
「何かのパーティー・・・だっけか?」
「ああ!やっぱり!そうだよな!」
「あの頃は、良く分からなかったけど」
「今では、色んな場所で活躍している人もいたな」
「うん・・・あの時は・・・」
「人がたくさんいたのもあって・・・」
「お爺様の機嫌が良かった・・・」
「そういえば・・・」
「明智と会った時・・・」
「お爺様と話していたのが・・・」
「明智の・・・お父さん・・・」
「だったのかな?」
「明智と遊んで来いって・・・」
「言われた気がする・・・」
「ああ!やっぱり!そうだったんだ!」
「一時間くらい・・・だったかな?」
「お前と遊んだの・・・」
「最高に楽しかったよ・・・」
「多分、あの時まで・・・」
「俺は、友達と遊ぶっていうの・・・」
「なかったと思う・・・」
「え?お前も?」
「あの時?」
「最高に?」
「楽しかった?」
「へへ・・・」
「なんか・・・」
「似てるんだな・・・俺ら・・・」
「俺さ・・・」
「お前と遊んでから、帰った後・・・」
「寂しくてさ・・・」
「泣いたんだ・・・」
「また、遊びたいって・・・」
「考えたらさ・・・」
「もう、会うことは無いだろうって・・・」
「考えたらさ・・・」
「すげー寂しくなってさ・・・」
「泣いたよ・・・」
「・・・」
「お前は?」
「・・・」
「そこは自分も泣いたとか言えよ!」
「恥ずかしいだろ!俺が!」
「ぷっ、あははははは」
「そっか・・・」
「あの時が・・・」
「最初の出会い・・・」
「だったんだな・・・」
「いやー。ご馳走様でした!」
「ゴチになりました!」
「え?いいよいいよ!」
「さすがに歩いて帰るよ!」
「え?ホント?」
「そうなの?」
「じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
「そういえば・・・」
「俺のことを憶えてたから」
「会いに来てくれたのか?」
「よく憶えてたな」
「ん?」
「ふと?思い出すことが?」
「・・・」
「ああ・・・」
「独り立ちの時に?」
「・・・」
「分かるよ・・・」
「その気持ち・・・」
「ほら、俺も・・・」
「あそこに自分の事務所を持ってさ・・・」
「いや、持つ前から・・・大変な時があったもん・・・」
「ああ・・・そういえば・・・」
「俺も・・・辛い時とか、悲しい時・・・」
「お前と遊んだ時のこと、思い出してた・・・」
「でも、俺はお前の名前を憶えてなかった・・・」
「もう、会えないと思ってたからな・・・」
「そっちは?憶えてたのか?」
「え?憶えてなかった?」
「じゃあ、どうやって?」
「俺はお爺様と別に生きてくことにしたし・・・」
「俺の居場所をどうやって知った?」
「ん?どした?スマホを取り出して・・・」
「?」
「コレ・・・」
「ぷっ。あははははは」
「明智、お前、お前もこんなサイトを見るんだな!」
「噂のサイト」
「まさか、ここから?」
「このサイトから俺の居場所を?」
「ああ・・・なるほど・・・」
「噂のサイトから、俺の事務所のホームページに・・・」
「あれ?でも・・・」
「顔写真とかは載せてない筈・・・」
「え?事業者名?」
「ああ、たしかに・・・」
「俺の名前が載ってるわな・・・」
「それで?ピンときた?」
「ほえー・・・」
「さすが・・・探偵様」
「ふーん。じゃあさ・・・」
「事務所で初めて会った時・・・」
「俺、お前のことを憶えてなかったけど・・・」
「っていうか、思い出せなかったけど・・・」
「もしかして・・・怒ってた?」
「それはない?あっ、そう」
「記憶力の悪い奴だって?」
「相変わらずの間抜け面?」
「な、なんだぁ・・・テメェ・・・」
「ありがとな!」
「超うまかったよ!」
「さらに、送ってもらっちゃって」
「ホントに・・・」
「ありがとう・・・」
「なあ、明智・・・」
「俺がさ・・・」
「あの事務所、始めたの・・・」
「子供の頃・・・誰も・・・」
「話し相手になってくれなくてさ・・・」
「せめて・・・俺だけは・・・」
「誰かの・・・話相手になれればって・・・」
「そう・・・思ったんだ・・・」
「それに・・・」
「もしかしたら・・・」
「万に一つ・・・」
「あの時・・・遊んだ・・・」
「あの子が・・・来るかも・・・って」
「明智・・・」
「俺さ・・・」
「お前に、救われたよ・・・」
連載となります。
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