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窓際の不思議な彼-part64-初めての・・・

窓際にいる不思議な彼

彼に悩みを話すと解決するという噂が・・・

■初めての・・・

「ようやく・・・」

「ここまで・・・」

「・・・グスっ」

「自分で稼いだお金で・・・」

「夢が、叶った・・・」

「長かったような・・・」

「短かったような・・・」

「感慨深い・・・」

「あとは・・・」

「来てくれる人がいるだろうか・・・」

「看板は・・・」

「自作だけど・・・」

「大丈夫・・・かな・・・」

「あとは・・・」

「ホームページも・・・」

「見てくれる人、いるかな・・・」

「それにしても・・・」

「怪しい・・・よな・・・」

「自分が・・・」

「自分じゃなきゃ・・・」

「この看板や・・・」

「ホームページを見て・・・」

「来ようと思うだろうか・・・」

「・・・」

「いやいや・・・」

「やろうとしていることを考えれば・・・」

「ストレートに表現してるし・・・」

「これ以上でも以下でもない・・・」

「そうさ・・・」

「当たって砕けろ!」

「・・・」

「砕けちゃ駄目なんだよな・・・」

「ええい!雑念はしまえ!」

「やるんだ!」

「良し!」

「記念すべき・・・」

「初日!オープン!」



「まあ・・・」

「想像通り・・・というか・・・」

「当たり前というか・・・」

「誰も・・・来ない・・・」

「・・・」



「き、記念すべき・・・」

「初日・・・」

「クローズ・・・」

「・・・」

「はあ・・・」



「記念すべき・・・」

「二日目・・・オープン!」

「お、表に出て・・・」

「呼び込みでもするか・・・」

「・・・」

「いや・・・」

「もう少し・・・」

「様子見・・・」

「というか・・・」

「なんて呼び込みするんだ・・・」



「二日目・・・」

「クローズ・・・」

「この程度で・・・」

「挫けないぞ・・・」



「三日目・・・」

「四日目・・・」



「い、一週間目・・・」



「・・・」

「・・・っは!?」

「最低だ・・・俺って・・・」

「寝落ち・・・してた・・・」

「何やってんだ!僕の馬鹿!」

「寝ている間に・・・」

「誰か・・・来てたかもしれないのに・・・」

「バカバカ!」

「僕のバカ!」

「カバ!」

「馬鹿なこと言ってないで・・・」

「帰ろう・・・」



「!?」

「いらっしゃ・・・」

「あっ、どうも」

「オーナーさん」

「お世話になっております」

「え?堅い?」

「もっと、フランクに?」

「は、はあ・・・」

「た、たしかに・・・」

「来た人にも、堅い感じだと・・・」

「話しづらいですよね・・・」

「ありがとうございます!」

「勉強になりました!」

「も、もし、良かったら・・・」

「お話を・・・」

「忙しい?」

「そ、そうですか・・・」



「・・・」

「予想していたとはいえ・・・」

「・・・」

「そろそろ・・・閉めるか・・・」

「バイクの音・・・」

「・・・」

「!」

「階段を、上がって来る!?」

「まさか・・・」



「!!!」

「こ、こんばんわ!」

「え、ええ!もちろん!」

「どうぞ!」

「え?バイク?」

「ああ・・・どうでしょう?」

「だ、大丈夫じゃないですか?」

「この辺りには・・・」

「す、すいません・・・」

「乗り物には乗らないもので・・・」

「こ、今度、調べておきます」

「・・・」

「よ、ようこそ・・・」

「は、はい?」

「き、緊張・・・し、してません・・・にょ」

「・・・」

「すいません・・・」

「緊張・・・してます・・・」

「じ、実は・・・初めて来られたのが・・・」

「あなたでしたので・・・」

「お、お名前をお聞きしても?」

「あ、蒼井さん・・・」

「よ、宜しくお願いします!」

「え?堅い?」

「すいません・・・」

「え?謝りすぎ?」

「すいま・・・」

「ああ・・・」

「パニック!」

「ちょっ!ちょっと待っててもらえます?」



バチン!!!



「ふう。すいません。お待たせしました!」

「え、ええ・・・」

「ちょっと、自分に気合を・・・」

「おお・・・」

「わ、笑ってもらえた・・・」

「え?手跡が?」

「強く、叩き過ぎたかもしれません・・・」

「き、気を取り直して・・・」

「お話、お聞きします!」

「え?急すぎ?」

「ええと・・・なんでも良いんです!」

「来ていただいた理由とか・・・」

「え?前から?気にはなっていた?」

「おお・・・」

「そうなんですね」

「看板?」

「あ、はい・・・」

「自作・・・でして・・・」

「怪しさ満点だった?」

「ヤバイ人が出てきそうで?」

「・・・」

「こ、今度・・・」

「直しておきます・・・」

「え?そのままで?いい?」

「そうですか?」

「あっ!」

「すいません・・・」

「お菓子あります!」

「お茶も!コーヒーも!ジュースも!」

「忘れてました!」

「ええ!では!コーヒーを入れて参ります!」

「少々、お待ちを!」



「はい!どうぞ!」

「ただのインスタントですが・・・」

「いえいえ、どうぞ。ご遠慮なく!」

「さて・・・」

「バイクに・・・乗られるんですね」

「ええ。カッコいい音が聞こえました」

「ブーン!みたいな」

「え?もっとカッコいい?」

「はは。失礼しました」

「ここですか?」

「ええ。最近ですよ」

「え?目的・・・ですか?」

「目的というか・・・」

「僕の、夢だったんです」

「ええ。そうです」

「人の話を聞くのが」

「はは。変わってますよね?」

「おお・・・嬉しいことを・・・」

「いつか?」

「たくさんの人が?」

「・・・そうだと、良いですが・・・」

「ええと・・・蒼井さんは・・・」

「なにか話したいこと・・・ありますか?」

「え?興味本位だったから?」

「今は、思いつかない?」

「いえいえ、良いんです!」

「来ていただけただけで・・・」

「僕、救われました・・・」



















































「っは!?」

「また・・・やってしまった・・・」

「僕のバカ!」

「何度繰り返すんだ!」

「カバ!」



「それにしても・・・」

「懐かしい夢だったな・・・」

「蒼井さん・・・」

「あれから、何回も来てくれたな・・・」

「元気かな・・・」

「蒼井さんから始まって・・・」

「次に、安田さんか・・・」

「そこから、どんどん繋がっていったな・・・」

「僕の初めての話し相手・・・」

「懐かしいな・・・」

「蒼井さん・・・」

「あなたの言った通り・・・」

「今では・・・」

「たくさんの人が・・・」



「さて」

「そろそろ・・・」

「閉めるかな・・・」

「あ・・・」

「この音・・・」

連載となります。

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