窓際の不思議な彼-part55-ハウス!
窓際にいる不思議な彼
彼に悩みを話すと解決するという噂が・・・
■ハウス!
「むむ?」
「こんにちは。うん。良いよ。どうぞ」
「あっ、扉は開けたままにしといて」
「それと、窓を開けて・・・」
「監視カメラをON!」
「良し!」
「え?そこまでしなくても?」
「ダメダメ!」
「若い女の子が一人なんだから」
「ただでさえ怪しいって評判なのに・・・」
「クレームとか来たら大変なんだから」
「それで?」
「もしかして・・・」
「また、家出?」
「駄目だって・・・泊められないよ」
「それだけは駄目!」
「え?冗談?」
「なら・・・良いけどさ・・・」
「ちゃんと家に帰ってる?」
「友達の家に?」
「うーん・・・」
「まあ、とりあえず・・・」
「お菓子は?ジュースで良い?」
「はい。どうぞ」
「ん?最近?」
「いや?メグちゃんも、サキちゃんも、来てないね」
「レン君?」
「レン君はねー・・・」
「かなりの頻度で来るんだけど・・・」
「時間帯がバラバラだね・・・」
「ホントに、ヒョコッと現れるんだから」
「あっ、そうだよね!アレ、レン君の癖なのかなー?」
「めちゃくちゃ手を振ってくるよね?」
「良かったー。伝わる人がいて!」
「ね?アレ。可愛いよね」
「無邪気さが隠せてない感じ」
「コラ!自然にタバコを吸おうとするんじゃないよ!」
「ここは禁煙!それに!良くない!」
「人生の先輩として、注意する!」
「何を言おうと・・・駄目!」
「タバコやお酒は二十歳になってから!」
「へ?」
「もう・・・二十歳・・・でした?」
「ホント?」
「い、いや、騙されな・・・」
「免許証・・・」
「・・・」
「偽造の可能性も・・・」
「わー!ごめん!痛いって!・・・」
「悪かったよ・・・」
「でも、残念ながら、ここは禁煙です」
「ふっふ。勝った・・・」
「冗談だから・・・痛いって・・・」
「メグちゃんやサキちゃんと連絡先交換してないの?」
「してる?」
「連絡がつかない?」
「そうなんだ」
「あっ、そういえば・・・」
「ちょっと待ってて」
「いやー、どこにやったかな・・・」
「あっ、これかな?」
「あった、あった」
「これ!」
「うん。ちょっと前に」
「君が来たら渡してって」
「えーと・・・サキちゃんから、だったような・・・」
「読んでみたら?」
「だ、大丈夫?」
「なんか・・・良くない内容だった?」
「そうじゃなくて?」
「え?良いの?僕も読んで?」
「じゃあ・・・どれどれ・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「(よ、読み辛い・・・)」
「(記号!?いや?暗号・・・か?)」
「(ピって何?)」
「(なんとなくしか、分からん・・・)」
「え、ええと・・・」
「素敵な人と出会った・・・」
「ということで良いのかな・・・」
「え?知ってるの?」
「会ったことある人?」
「ああ、そうなんだ・・・」
「みんなが、狙ってた人なの?」
「ん?何してるの?」
「インスタ?ストーリー?」
「ええ・・・」
「SNSって・・・怖い・・・」
「見つけたの?」
「つい最近までは無かった?」
「ん?ああ・・・」
「心配いらないんじゃない?」
「この感じなら」
「サキちゃんは・・・まあ・・・」
「気まずいんじゃない?」
「さすがに・・・」
「みんなで狙ってた人なんでしょ?」
「うん・・・僕なら気まずい・・・」
「あと残るは・・・」
「メグちゃんか・・・」
「え?メグちゃんのも更新が?」
「海外旅行・・・」
「そういえば・・・」
「お嬢様だったような・・・」
「なんか・・・まあ・・・」
「結論として・・・」
「SNSって怖い・・・ってことで」
「そろそろ、ここを閉めるよ」
「あんまり暗くならないうちに帰りな?」
「駄目!家になんか来させません!」
「いいかね?僕も男だ!」
「男というのは、どんなに優しく見えても・・・」
「その実、狼なんだよ!」
「だから!そんなに気安く家にとか・・・」
「え?うるさい?冗談?キ、キモイ?本気にするな?」
「な、なんだぁ、テメエ・・・」
「さっさと帰りなさい!自分の家に!ハウス!」
連載となります。
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