窓際の不思議な彼-part34-いろんな彼
窓際にいる不思議な彼
彼に悩みを話すと解決するという噂が・・・
「窓際にいる不思議な彼に」
「困っていることを話すと」
「解決するらしいよ」
「なんで窓際?」
「窓際社員的な?」
「ホントかよ?」
「窓際ってだけじゃ分かんねー」
「窓際にいるわけでもないらしい」
「なおさら分かんねー!」
「一目見れば分かるってさ!」
「イケメンらしい」
「可愛い女の子」
「女の子なら彼じゃないじゃん」
「出た出た!」
「何が?」
「新しい彼の噂!」
「最近、また増えてきたな。この噂」
「完全復活ってことじゃない?」
「やっぱり学校にいるらしいよ?」
「それは嘘情報だよ」
「学校じゃないところでも噂があるし」
街の様々な所でそんな噂の話がされている。
■いろんな彼
「こんにちは。お疲れ様です」
「・・・何か?」
「え?少し、変わった?」
「自分が?」
「そうですか?」
「どこら辺がですか?」
「話しやすくなった?」
「ホントですか?」
「(良し!)」
「いえ、なんでも・・・」
「?」
「ああ、入部希望者ですか?」
「いえ、彼は部活を続けるそうです」
「はい。あっ・・・すいません」
「勝手なことをしました・・・」
「いえ、先輩達がいなかったので・・・」
「勝手に見学を・・・」
「何で嬉しそうなんです?」
「え?さすが、次々期部長?」
「なんですか次々期部長って・・・」
「聞いたことないですよ。そんなの」
「お疲れ様でしたー」
「お先に失礼します」
「腹、減ったな・・・」
「・・・たまにはいいか」
「こんにちは・・・」
「どうもです」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「これと、これを下さい」
「ええ。じゃあ、あの席を使わせてもらいます」
「?」
「ええ。あの学校の生徒です」
「?」
「はは。買い食いは駄目なんですけど・・・」
「この席が空いていたので・・・」
「ここなら、見回りの先生がいても・・・」
「バレないんで・・・」
「ええ。この駄菓子、好きなんです」
「昔からありますよね。これ」
「え?僕の昔は昔じゃない?」
「はは。そうかもですね」
「ご馳走様でした。また、来ます」
「(なんか・・・見られてたな・・・)」
「(そんなに学校の生徒が珍しかったのかな?)」
「(買い食いしてる人、よく見るけど・・・)」
「あっ・・・」
「どうぞ。落としましたよ」
「いえいえ。ん?」
「・・・じーっと見てる」
「はは。可愛いですね」
「女の子ですか?」
「ハーフなんですね」
「目が大きいね」
「ええ。それでは」
「ああ。最近、来ないと思ったら・・・」
「同年代と遊ぶのが一番だよな」
「ん?気付いた!?」
「勘が鋭いな・・・」
「・・・こんにちは」
「(・・・じーっと見られてる)」
「え?噂の彼New Version?」
「・・・長くない?」
「それに、違うし・・・」
「そろそろ帰る時間じゃない?」
「分かったよ。気を付けて。じゃあ」
「ただいま」
「うん。お腹減った」
「え?母さんも、あの噂を知ってるの?」
「俺が?違う違う」
「ただの噂だよ」
「噂のサイトでしょ?」
「あれを信用しない方が良いよ」
「結構、適当なんだから」
「うん。至る所でいろんな彼の情報があるけど」
「最近じゃあ、彼、じゃなくて彼女の噂まであるよ」
「それより、何か手伝うことある?」
「玄関の?」
「分かった。整理しとく」
「良し。こんなもんかな」
「あっ。おかえり、父さん」
「・・・」
「・・・」
「父さんまでも・・・」
「違うよ。ただの噂だって」
「え?そうなの?」
「父さんの知り合いが?」
「ふーん」
「まあ、噂にしろ、真実にしろ」
「その人が救われてるなら良いんじゃない?」
「それにしても・・・」
「また、噂が流行り出したな・・・」
「いろんな場所に・・・」
「いろんな彼・・・」
「俺も・・・」
「なれたらいいな・・・」
「誰かの為になるのなら・・・」
連載となります。
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