窓際の不思議な彼-part30-それぞれの・・・
窓際にいる不思議な彼
彼に悩みを話すと解決するという噂が・・・
■それぞれの・・・
「先生!先生!」
「出てきてください!」
「いるのは分かってますよ!」
「ほら。いた!」
「え?なんでいるのが分かるかって?」
「ふふふ。実は・・・」
「奥様にもご了解をいただき・・・」
「先生のスマホにGPSアプリを・・・」
「ちょっと!なにアプリを消そうとしてんですか!」
「駄目ですよ!」
「で、先生?もう、書けてるんでしょ?」
「この前の時みたいに・・・」
「ええ・・・本当ですか?」
「怪しいなー・・・」
「はいはい。分かりましたよ」
「では、書き途中でも良いので、見せて下さい」
「え?鬼?なに言ってんですか!」
「こっちは先生の天啓を」
「いつまでも待ってられないんですから」
「さあ、どうします?」
「気分転換にどこか行きます?」
「お昼はもう食べた?そうですか・・・」
「うーん。じゃあ、あの公園に行ってみるのは?」
「え?毎日行ってるから、もう、飽きた?」
「そうですか・・・」
「はい?自分のアイデア・・・ですか?」
「そういうのは・・・良くないのでは?」
「先生に変な影響を与えたくないんですが・・・」
「え?いいから?うーん・・・」
「じゃあ、自分の独り言ということで・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・と、いう感じでしょうか?」
「先生?」
「おお!きましたか!天啓が!」
「え?天啓じゃなくて?」
「自分のアイデアを聞いて?」
「ホントに?」
「すぐに書く?分かりました。いいですよ!」
「いくらでも待ちますとも!」
「はい?もう?さすがに早すぎません?」
「内容・・・確認します・・・」
「・・・先生?」
「やっぱり!もう書けてたんじゃないですかー!」
「自分のアイデアなんかミジンコほども無いですし!」
「あ!今日の目的は・・・まさか!」
「先生!スマホを見せて下さい!」
「やっぱり!GPSアプリが削除されてる!」
「・・・先生。奥様に言いますよ?」
「奥様は自分の味方ですからね?」
「そうです!大人しくアプリを戻してください!」
「まったく!」
「それはそれとして・・・」
「やっぱり、面白いですね・・・」
「ええ。もう、とっくに・・・」
「先生の作品のファンですよ・・・」
「引き続き、宜しくお願い致します!」
「諸君!我が、新聞部は・・・」
「これから!超!忙しくなりますよ!」
「この前の学園祭では・・・」
「重大スクープが盛りだくさんでした!」
「私の貴重なメモやカメラは・・・グスっ」
「尊い犠牲となりましたが・・・」
「ああ・・・大丈夫です・・・」
「私のメンタルは・・・グスっ」
「鋼・・・ですから・・・」
「さて、整理しましょう」
「今回の参加者人数は史上最多!」
「〇〇女学校の生徒の参加!」
「それに伴う男子生徒達の醜い争い!」
「出店の売上ランキングの発表!」
「様々なロマンスが生まれた!」
「ミスコン結果発表!」
「ライブ会場大盛り上がり!」
「お悩み相談、危機一髪!」
「などなど!しばらくは話題に事欠きません!」
「私と諸君らで、最高の新聞を作りましょう!」
「だーかーらー!前!前なのよ!」
「なんでいつも私の後ろなのよ!」
「切り込み隊長はもうやめい!」
「恥ずいわ!」
「それにしても・・・何人いるの?これ?」
「せっかくのアトラクションパークだけど・・・」
「いや、男女入り混じって遊ぶのはいいけど・・・」
「これ、絶対、誰か迷子になるわ・・・」
「ちょっと、みんな集合!」
「これから入場するから、私に付いて来てよ?」
「もちろん、自由行動で良いけど」
「誰かと一緒にいてよ!」
「すぐに迷子になるよ!」
「だから、切り込み隊長はやめてって!」
「もう。お母さんじゃないっての!」
「え?あ、ああ・・・ありがと・・・」
「手伝って・・・くれるの?」
「ありがと・・・」
「あはは。OK!一緒に行こ?」
「・・・」
「・・・」
「ありがとね・・・」
「手・・・繋ぐ?」
「・・・恥ずいね・・・」
「はあはあ・・・」
「ぜえ・・・ぜえ・・・」
「お、おい・・・」
「おい!」
「みんな、ニュース、ニュース!」
「ビッグニュース!」
「この前の学園祭で・・・」
「俺らの・・・」
「・・・げほっ」
「ああ・・・悪い・・・」
「ちょっと・・・待って・・・」
「はあはあ。久々に・・・走りすぎた・・・」
「・・・ふう」
「悪い・・・」
「この前の学園祭で、俺らの演奏が・・・」
「バズってる!」
「すげーバズってんだよ!」
「音楽関係のところから、ほら!」
「俺らのバンドのアカウントに!」
「ほら!メッセージがこんなに!」
「おう!やろうぜ!」
「できる!俺達ならできる!」
「いやー・・・参った」
「参りました・・・」
「まさか、あんなにも反響があるとは・・・」
「なんというか、身に染みました・・・」
「ええ。いろいろと・・・」
「自分の限界を突破した気がしますよ・・・」
「なんとか、最後の砦を守ったというか・・・」
「人生が終わるところでした・・・」
「さすがに、ねえ?」
「あんなところで決壊したら・・・」
「私がお悩み相談に行くところでしたよ・・・」
「あの・・・」
「部長は、あの人達と連絡とれるんですか?」
「いえ、別に・・・」
「・・・とれます?」
「ああ、前部長なら?」
「・・・そうですか・・・」
「また、来ますかね?」
「悩み?困ってること?」
「いえ、特には・・・」
「え?なんです?」
「・・・あの席に?」
「どうして・・・ですか?」
「え?あの席に座ってれば?」
「いつか?」
「会えるかも?」
「いや、でも・・・」
「いえ、遠慮してるとかではなく・・・」
「あの席・・・」
「もうすでに先客が・・・」
「はい。あの子が・・・」
連載となります。
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