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変革の剣神ー欠落の剣士は救世主ー=SECONDSTAGE  作者: 黒猫大和


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忌み子=Re:スタート

挿絵(By みてみん)

「デュランッ!? デュランしっかりしてッ!!!」


「――っ」


素晴(すば)らしいッ!! (こえ)一つ()せない状態でありながら刀を(にぎ)り続ける!!! 本当の本当に素晴らしい!!!! ()(はい)全人類(ぜんじんるい)(あい)しているがデュラン――やはり特別(とくべつ)格別(かくべつ)君達(きみたち)が大好きだ!!!!!

 ……だからこそ、今回も正解(せいかい)にたどり着けなかったのは残念(ざんねん)だが、まあ――何回でもやり(・・・・・・)直せばいい(・・・・・)だけだしな(・・・・・)いくらでも間(・・・・・・)違いなさい(・・・・・)、我が輩は(かま)わんよ」


 デュランはなんとか最愛(さいあい)(つま)であるアリスを()がそうとするが、もはや(ゆび)一本動かす力も(のこ)っていなかった。

 そしてまた――目の前でアリ(・・・・・・)スは殺される(・・・・・・)。デュランは覚えていないが、アリスが目の前で殺されるのはこれで三回目だ(・・・・)


「……ふむ、今回は64032123552403320403からやり直すか、アリスとデュランに断片的(だんぺんてき)記憶(きおく)を――そして黒神(こくじん)には記憶の全てと我が輩の記憶の一部を(あた)えるか。これで4回目はないだろう」


 だが、片手(かたて)でアリスを持ち上げて(くび)()めていたカオスは何かを思いついたような顔をした後、おもむろに手を(はな)すとまた世界をや(・・・・・・)り直すため(・・・・・)。力を()め――そして世界はまた巻き戻った(・・・・・・・)

 






 少女は忌み子(ハーフエルフ)である自身のことが大嫌いだった。

 エルフ族の族長(ぞくちょう)の娘として生まれた少女の母親は、族長の娘として(きび)しく育てられた影響かおてんば娘で人一倍(ひといちばい)冒険心(ぼうけんしん)が強く。

 外の世界は危ないから決して森の外へ出てはいけないという(おきて)(やぶ)り、彼女は閉鎖的(へいさてき)大森林(だいしんりん)を飛び出した。


 エルフ族は精霊(せいれい)の声を聞くための(なが)(とが)った耳を持ち、精霊の力を借りることで強力な魔法を使うことができる種族(しゅぞく)だが。まだ子供である彼女にはそこまでの力はなかった。

 結果として人さらいに(つか)まった彼女は奴隷(どれい)として人族(じんぞく)の権力者の持ち物となり、助け出された彼女は心を(こわ)されて人形のようになっていたが。

 皮肉にも死んでいた彼女の心を()(かえ)らせたのは()ごもっていた権力者の子への母性(ぼせい)本能(ほんのう)であり、母親としての愛だった。


『やぁっ! 私の赤ちゃん、とらないでっ!』


 彼女は権力者(けんりょくしゃ)への憎悪(ぞうお)と善意から自身の子供を魔法で()ろそうする大人達に衰弱(すいじゃく)しきった身体で抵抗し、子供を守り切った。

 しかしエルフ族は人族から一方的(いっぽうてき)宣戦布告(せんせんふこく)で国を(ほろ)ぼされて(かく)(ひそ)むようになった過去があり、可愛がっていた族長の娘が無理やり身ごもらされた子供。ましてや相手は憎悪の対象である人族の指導者である。

 生まれた子供に悪感情(あくかんじょう)が向かってしまうのも無理はなかった。

 そうして複雑な心境の大人達の見守る中で短く尖った(・・・・・)耳を持つハーフエルフの少女は生まれた。


 大人達の多くは生まれた子供に罪はないと憎悪を抑え込み、まだ子供である彼女の子育てを手伝い少女の成長を見守っていたが。裏で一部の大人達が少女のことを()()と呼んで嫌悪(けんお)していた。

 そのためある意味当然ではあるが大人でも抑えきれない憎悪をエルフ族の子供達が(おさ)えれるはずもなく、少女は他の子供から様々な暴言、暴力を受けることになったが。

 自身の生まれと子供達が少女の父親の手で理不尽(りふじん)に家族を奪われたことを知ってしまった少女は反撃することもできず、やがて忌み子(ハーフエルフ)である自身は生きていてはいけないのではないかと思うほど追い込まれてしまう。


『ごめんなさい、私が森の外に出さえしなければっ。私が全部悪いのッ!

 アリスに罪なんてないのよ! だって、あなたはこんなに優しいじゃない!!』


 やがて母親へ『ボクは死んだ方がいいのかな、お母様』と()いてしまった少女は涙を流しながら己を抱きしめて、そう言った母親の姿を目の当たりにして強く後悔し、確かな母親からの愛情を感じた少女は生きようと自然と思った。

 自分自身に価値を感じることができず、生きていていいのかまだ分からないけど。それでも母親の泣き顔は二度と見たくないと思ったのだ。


 それから少女は変わった。今まで一方的に暴力を受けるだけだった状況を変えるため、子供達と向き合い殴られながらも心の傷が少しでも治ればいいと子供達の親代わりをしようとした。

 そんな少女の姿は親を(うば)われた子供や人族との戦いで子供を亡くした親の心を(くも)らせていた憎しみを晴らし、自分自身の心へとしっかりと向き合わせる。

 本当はみんな分かっていたのだ。こんなものは八つ当たりにすぎないと、亡くなった家族が生きていたのならばこんな幼子(おさなご)に何をやってるんだと怒るのだろうと。


『ごめん、なさ、いッ! 本当はわかってる、あなたに罪がないことも。こんなことをしたってしょうがないってこともッ!! 

 だけど許せなかった! 母様はあの人族に殺されたのに!! なんでその娘が生きてるのよッ!l 返して、私の家族を返してよっ』


 少女は子供達の中で一番年上の女の子が叫んだ言葉に対して最初反応できなかった、それほどの衝撃だった。

 頭では分かっているつもりだったのだ、己の存在の罪深さを。しかし現実は少女の想像を超えていた。

 目の前の女の子は当たり前のように母親を持つ子供だったのだ(・・・・・)

 その日人族が攻めてさえこなければきっと、今日も母親と共に笑っていた。こんな悲しみを背負うこともなかった。

 気が付けば少女は女の子を抱きしめていた。まるで女の子が愛する我が子かのように優しく、この子へあなたを愛している人が少なくともここに一人いると伝わるよう――しっかりと。


『ごめんね、ボクはお母様のために生きるって決めたから死ぬことはできない。

 それでもあなたの悲しみを受け止めることくらいはできると思うんだ、こんなボクでも』


 少女は泣きじゃくる女の子の頭を静かに撫でながら己の罪を(つぐな)おうと密かな決意をした。

 母親のために死んで逃げることはできないからせめて、目の前の女の子のような人を死ぬまで(すく)続ける(・・・)のだと。

 それがアリスと名付けられた少女が己の魂に(きざ)んだ(ちか)いだった。だから僕は後悔しない、絶対に。






挿絵(By みてみん)

「アリス先生、この魔法のやり方が分からないの。どうすればいい?」


「あぁ、え~と、これはね――」


 あのちかいを立てた時から大体3年の月日が経ち――まっすぐ彼らに向き合い続けた成果(せいか)なのか、ボクは里のみんなと少しだけ仲良くなることができたのかな? ボクにはよく分からないし、恐怖(きょうふ)からただ走り続けてきただけだけど。

 彼らの笑顔が少しずつ増えてきてくれて、ボクも少しだけ嬉しかった。

 侵略(しんりゃく)戦争(せんそう)後に生まれた忌み子(ハーフエルフ)に対して負の感情を持ってない子供の引率(いんそつ)をして魔法を教える仕事中のボクは、目の前のエルフ族の子供が一生懸命(いっしょうけんめい)精霊(せいれい)魔法(まほう)を使おうとがんばっているのを見守りながら3年前の出来事(できごと)(おもい)いを()せた。


 立てたちかいを撤回(てっかい)するつもりは毛頭(もうとう)ないし、これからも――人を死ぬまで(すく)続ける(・・・)のは――考えるまでもない当然(とうぜん)のことだ。

 だが、どうしようなく思うのだ。幸せだと。


「アリス先生、小っちゃな炎がでたの~、やったの~」


「えぇ、小さいけど――とても素敵(すてき)(ほのお)の精霊魔法ね、こうするともっと綺麗(きれい)よ」


 ボクは目の前の()()(ひら)(つつ)()みんで、小さな炎の魔法へ少しだけ僕の魔力を送り込み――大輪(たいりん)(ほのお)薔薇(バラ)()かせた。

 そしてこの子の魔力でも維持(いじ)できるようにしてから「この花をみんなに見せてあげてね、とっても素敵よ――ただこれは綺麗(きれい)でも炎の(かたまり)だから(さわ)らせちゃちゃダメよ? 分かりましたか??」と言ってから送り出した。

 そう言うと目をキラキラと(かがや)かせた少女はドタドタと足音を(ひび)かせながら走って行ってしまった。


「ふふふっ、後で走らないように注意(ちゅうい)しなくちゃね。可愛い子♡」


 そんなことを考えながら――ボクは思う。

 忌み子(ハーフエルフ)として()まれて()きて、色々なことがあった。理不尽(りふじん)だと思える仕打(しう)ちを()けたこともある。そのことを(うら)む気持ちはない、そう(おのれ)(ちか)える。

 ……ただ(こわ)かった、ボクは(なさ)けないことに死ぬのが(こわ)くて(こわ)くてしょうがないのだ。


 こんなことで(だれ)かを(まも)るために(たたか)えるのだろうかと、もう守りたい宝物(たからもの)出来(でき)てしまったからこそ。そう強く思い、そんな日が()なければいいと今日も思っている。

 そんな日々を()ごしながら少しだけ自分のことが好きになっていた頃、大森林(だいしんりん)(さと)(はず)れで魔法の授業(じゅぎょう)をしているボク達の前に――ヤツらが現れた(・・・・・・・)







挿絵(By みてみん)

 魔物(まもの)

 魔法などに使用される生命エネルギーである魔力の()()竜穴(りゅうけつ)と呼ばれる場所が()属性(ぞくせい)である闇属性(やみぞくせい)の魔力で汚染(おせん)され、周囲(しゅうい)動植物(どうしょくぶつ)(へん)じた動く災害(さいがい)

 そんな存在(そんざい)()れが――ボクが(ねん)のため()っておいた結界(けっかい)(おそ)いかかってきた。


「グヌヌッ!!!? ()けてたまるか!!!!! ここにはボクの生徒(せいと)が、いや――ボクの宝物(たからもの)がいるのだからァッ!!!!!!??」


 結界にぶつかる(たび)自爆(じばく)する魔物達の影響(えいきょう)(きし)む結界を全力(ぜんりょく)強化(きょうか)し、(あら)たに(つく)()した無数(むすう)の結界で魔物達を()()ばし、一旦(いったん)結界の周囲から魔物を排除(はいじょ)することに成功(せいこう)した。


「みんなは今すぐ里の方向へ向かって逃げなさい!!! ボクがここで魔物達を()()めている(あいだ)(はや)く!!!!」


「だ、だけど、アリス先生は? わ、私達も一緒に闘った方がいいん――」


「――非常事態(ひじょうじたい)(ゆえ)二度(にど)()いません!!!!!! (いま)すぐ全員全力(ぜんいんぜんりょく)(はし)れ!!!!!!! (はし)れ!!!!!!! (はし)れェェェェェェッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」


「「「「「「「――ッ!!? はい!!!! 分かりました!!!!! アリス先生!!!!!!」」」」」」 


 ボクの言葉を聞いて一目散(いちもくさん)に里の方角へ走り出した生徒達の姿に、ボクは(ほこ)らしさと少しの愛慕(あいぼ)(おぼ)えながら全力の魔法を行使(こうし)(はじ)めた。

 そしてアリスが魔物の群れを十分(じゅうぶん)破壊(はかい)する威力(いりょく)の魔法が準備できると、アリスは魔物の群れ目がけてそれを(・・・)()(はな)った。


「――全力でいくよ!!! スカイジャッジメントッ!!!!

!」


 その言葉へ呼応(こおう)するよう天空(てんくう)から目に見える(ほど)密度(みつど)まで圧縮(あっしゅく)された巨大な空気のハンマーが落っこちてきた。

 ボクはスカイジャッジメントで魔物の半数を(たた)(つぶ)すとその(いきお)いのまま、(さら)にもう一発(いっぱつ)のスカイジャッジメントを(つく)()し始めた。

 そしてアリスが魔物の群れを十分(じゅうぶん)破壊(はかい)できる威力(いりょく)の魔法の準備が終わると、()ぐさま(はな)とうとしたが。

 チクリとした(いた)みが首筋(くびすじ)(はし)り、その直後(ちょくご)体が言うことを聞かず――地面(じめん)(たお)()んだ。


「な、なに、が、おき、て」


 アリスは倒れ込んだまま周囲(しゅうい)視線(しせん)(めぐ)らせると、数え切れないほどの触手が結界内を()たしており――触手(しょくしゅ)(さき)だけを空間(くうかん)転移(てんい)させているのだと分かった。

 そしてゆっくりと倒れたアリスの元へ触手が()びてきたことで、ボクはこれから自分が(あじ)わうことになる地獄が脳裏(のうり)をよぎり、アリスは――自分の(くび)(かぜ)(やいば)()()いた。


 ――例え、ボクがここで死ぬことになっても、あの子達はボクが守るッ!!!!!!


 ()がしたあの子達へ万が一にも自分の悲鳴(ひめい)(とど)いて、引き返してくるようなことがないようにした。

 もしもボクの悲鳴を聞いてしまったら(やさ)しいあの子達はきっと戻ってきてしまうと分かっていたから――それだけは絶対(ぜったい)阻止(そし)する。

 その意思(いし)で自分の首を切り裂いたが、ボクは死ぬのが(こわ)くて、(こわ)くて、仕方(しかた)なかった。


 ただ死ぬこと事態(じたい)はこわくない。こわいのは死ぬことがじゃなく、もう誰も守れなく(・・・・)なってしまう(・・・・・・)ことがこわかった。

 それでもアリスは(なみだ)を流さず、ただ自身へ(せま)触手(運命)をただただ受け入れた。

 そしてアリスは空中へ持ち上げられ、まるでおもちゃの人形を(いじ)るように触手が体中を()(まわ)り――アリスは空中で(だい)()(がた)拘束(こうさく)されてから手足(てあし)(ほね)()られた。


「ぇっ――ッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!??????????」


 アリスは手足を同時に折られて(こえ)にならない悲鳴(ひめい)を上げたが、誰もアリスを助けに来てくれるものはいなかった。

 自分で最後の命綱(いのちづな)を切ったのだから仕方がないが、その後もアリスは触手達に(もてあそ)ばれ続けた。

 そして全身(ぜんしん)(ほね)がグチャグチャになるまで(あそ)ばれた後、アリスの(くび)に触手が()()いて少しずつ力を(つよ)めていった。

 アリスはやっと死ねるのだと思い、過去(かこ)回想(かいそう)し始めていた。


 ――ごめんね、お母様。もう泣かしたくなかったのにボク、もう死んじゃうや。


 アリスは人のため生きた人生に()いなどなかったが、母親は自身(じしん)が死んだ後大丈夫だろうかと少し不安だった。

 忌み子(ハーフエルフ)である自分のことを愛情を持って育ててくれた優しい母親()だから、きっとボクなんかが死んでもショックを受けるのだろう。

 そうならないためにもまだ生きていたかったが、もう指一本動かなかった。


 ――そう言えばもっと自分を大切にするよう言われたばっかりだったけ。ボクはボクなりに体調管理しっかりしてるんだけどなぁ。


 少し前に『睡眠は一刻(いっこく)で十分だし、あまり食べ物を食べなくても周囲の魔力だけで一月(ひとつき)は生きていられる!』と胸を張って言い切ったアリスに対して烈火(れっか)(ごと)く怒っていた母親の顔を思い出して幸せだったと苦笑し、それと同時に死にたくないと強く思ったが。その願いが叶わないことはアリスが誰よりもよく理解していた。


――まだ、生きていたかったなぁ


そうして人生で初めての()がままを心の中でこぼした後、アリスは目を閉じて最後の時を待つ。

しかしいつまで待っても死は訪れず、不思議に思っていると声がした。


「――もう大丈夫(だいじょうぶ)だ、(おれ)()た」

 

「ぇ、ぁ、ぇ、ァァ――」


もう体の感覚(かんかく)がほとんどないから最初は気がつかなかったがいつの間にか(みにく)い触手ではなく、(だれ)かの(やさ)しい両手(りょうて)がアリスを優しく()(かか)えていた。

 そのことに気がつくとアリスは涙がぐっとこみ上げ声を()まらせるが、アリスはそれでも気絶(きぜつ)する前に「ぁ、ぃ、ぁ、ぉ」と顔も知らない救出者(きゅうしゅつしゃ)()げてから完全(かんぜん)()(うしな)った。






挿絵(By みてみん)

 アリスを助けた()――デュラン・ライオットは目の前で気を失った少女を見つめながらベッドを創造してからそこへ寝かせ、先程()(きざ)んだ魔物の群れがした残虐(ざんぎゃく)非道(ひどう)な行動に文字(もじ)(どお)り、地面が()れ動くほどの怒髪天(どはつてん)()き――それだけでアリスの()っていた結界は()()んだ。

 そしてぐるりと魔物の群れへ視線を向けたデュランは風に()かれたたんぽぽの綿毛(わたげ)のように姿(すがた)()し、次の瞬間には魔物達は自爆(じばく)すら(ゆる)されず――空間ごと体をみじん切りにされ、声一つあげられずにこの世から消えた。


界破斬(かいはざん)――乱舞(らんぶ)


 その言葉と共に再びアリスの近くに現れたデュランは優しくアリスをお姫様(ひめさま)()っこすると、里の方角へ向けて歩き出した。

 これが後に世界を救う少年と少女の始めての出会いであり、またとある妖精の受難(じゅなん)の始まりでしたが。そんなことはまだ、誰も知る(よし)もありませんでした。







 この世界にはかつて剣神(けんじん)(たた)えられた剣士がいた。

 剣士は十二の神が唯一神(ゆいいつしん)の座を巡り争ったことで荒廃(こうはい)した世界を救うため、新たに生まれ落ちた十三番目の神である起源神(きげんしん)ワールドと同道(どうどう)して旅立ち。長い旅の末に起源神ワールドと共に十二の神を討ち果たして争いを終結させた。

 そして争いを終結させ、神を打倒した剣士は剣を(きわ)め神の領域(りょういき)へと(いた)った者――剣神と呼ばれた。

 そんな偉業(いぎょう)をなしとげた剣神はやがて姿を消し、共に世界を旅した起源神ワールドは世界を見守る存在として七体の竜王を生み出した後。荒廃(こうはい)した世界を支える大樹ユグドラシルに姿を変える。

挿絵(By みてみん)

 世界中のありとあらゆる種族が姿を消した剣神を探したが見つかることはなく、剣神は伝説になった。

 これはそれから数百年後。好きな女のために世界存亡の危機へと立ち向かった――新たな剣神の物語である。


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 ボク達の小説で使っている数字の羅列(られつ)はポケベル語というものでネタバレ防止で使っています。ポケベル語の表を見ながら日本語にすると読むことができます。

 この下にポケベル語の表のURLがありますのでネタバレOKな方はもしよろしければ見てみてください(笑´∀`)

https://biz.moneyforward.com/blog/15201/

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