緊急クエスト
今回は緊急クエストが発令される。その内容とは?
掃除が終わり、気持ちの良い朝を迎えた俺たちだったが、ここでこれからの俺たちについて会議することになった。※「ログインボーナス」でスキルポイント10獲得
「皆、集まってくれてありがとう。今日はこれからどうするかについて話し合う」
「話し合うって言っても家を手に入れたらいいじゃないですか」
「あのなぁ、ひとまず状況の理解からだ」
「ローズには言ってないことかもしれない」
「あ、エルザさんが王族で追われてるから隠れ家が欲しかったんですよね」
「何だそこまで知ってるのか」
「はい、私が教えました。共に過ごすためにいち早く伝えなければならないので」
「なるほど、そこまで知ってるならいいだろう」
「それを踏まえて、これからするべきことは何だと思う?」
「魔法書を読み漁る!」
「ミケ、お前は黙ってろ」
これをきいてみけはしょぼんとした。
「エルザさんの護衛ですか?」
「ま、それが第1の目的だ」
「そこで提案なのですが、この家の訪問者の接客は僕がするのはどうでしょう?」
「なぜだ?」
と俺が問う。
「もしかしたら王族はゼルさんたちについても情報を探ってるかもしれません」
「なるほど。俺とミケの顔が分かっているなら俺たちを探せばいいというわけか」
「そうです」
「ではそうしよう」
ということで接客はローズが専門でやることになった。
「次の問題についてだが」
「こんどk...」
「黙れ、ミケ」
「まぁ、そんなに言わなくてもいいじゃないですか」
「こいつはこのくらい言わないと何をしでかすか分からないからな」
エルザが苦笑する。
「エルザ、今何が足りないと思う?」
少しエルザが考える
「いろいろ足りないとは思いますが、レベルですか?」
「それもあるが、、、」
(やっぱ、脳筋か?)
「お金ですか?」
「そうだそれだ‼」
「確かに家を買う時に私がお母さまにもらった金貨すべて使ってしまいましたもんね」
「それについてだが、俺たちは一応冒険者だ。」
「依頼を受ければいいじゃないですか」
「そうなんだが、もしエルザの所在がばれたらと思うと」
「大丈夫です、私の王族の性質上、いたるところまでくまなく探しますのでここまで追手が来るのは後3か月はかかると思います」
「さ、さ、三か月?!」
(結構、めんどくさい王族だな)
「はい、用心深い一族なので」
「じゃあ、ある程度の資金集めとレベリングはできるな」
「ミケ、魔法の実験で依頼受けたくないか?」
その話に聞き耳を立てて飛びついてくる。
「行きます!ぜったいに!」
(単純だな…)
「まあ、お前はまず上級魔法使っていいから制御できるようにしろ」
「わかりました!今すぐ準備してきます!」
と言って自分の部屋に向かった
「ミケさん本当に魔法がお好きなんですね」
「僕からのお願い聞いてもらってよろしいですか?」
「ん?どうした、ローズ?」
「魔導の物を動かしたいのですが、自分の魔力だと動かせるものも限られてて。それを自動で動かしてくれる魔玉が欲しいんですよね」
「魔玉?」
「魔石を100個以上合わせて作る球体で、魔導器具を動かせるんですよ。魔石の元の魔物が強ければ強いほど持続時間が長いんですけど。」
「どのくらいの時間動くんだ」
「下級のスライムやゴブリンぐらいなら1個の魔玉で1日は持ちます」
「なるほど分かった、出来たら作ってくる」
「ありがとうございます!」
こうして俺たちは依頼をこなすことにした
-1か月後-
1か月、俺たちは戦いに明け暮れた。が。。。
「なぁんで俺のレベルだけこんなに上がらないんだぁ!」
俺たちはこの1か月で10以上の依頼は受けた。その内容はゴブリンの村を破壊するだったり、希少生物の見守りだったり、報酬がよさげなのを選んだのに
結果として俺はLvは2だけ上がり、ミケとエルザに関しては10以上も上がった。俺が得たものといえば金貨30枚と「ログインボーナス」でスキルポイントと少し戦闘に役立つアイテムぐらいだぞ。しかも日に日に「ログインボーナス」の報酬もしょぼくなってきてるし ※ゼル(正)Lv4→6 ミケはLv6→18 エルザはLv20→30
「何をそんなに騒いでるんですか?」
「俺のレベルが全く上がらないからだよ!」
「それはゼルさんが弱いからじゃないですか?」
可愛い顔で結構鋭いナイフを刺してくる
「それはゼルさんの倒している魔物に問題があるんじゃないですか?」
エルザが話始める。エルザが言うには経験値のシステムは相手のレベルと削った体力に依存するらしい。
簡単に言えば、俺がLv1の魔物を倒すより、Lv2の魔物を倒す方が経験値はもらえる。これは当然だ。でも、この世界は瀕死のLv2の魔物を倒してもLv1の魔物から得られる経験値より少ないらしい。
この説明にのっとれば、エルザは個人で魔物を倒しまくってるから納得する。ミケは広範囲の魔法で魔物を蹴散らしている。それに引き換え俺はミケが倒し損ねた負傷している魔物を倒しているだけであって、全然経験値が得られていないというわけだ。
そして俺は2人に能力値の開示を求めた。
「なんでそんなことするんですか?」
ミケが問いてきた。
「お前らがどんだけ強くなっているか確かめるんだ」
2人はきょとんとした顔を合わせた後、能力値を見せてくれた。
Lv18 ミケ
攻撃 5(+0) 魔力 80(+0) 速度 10(+0) 防御 5(+0) 知力 50(+0) 運 1(+0)
Lv30 エルザ
攻撃 70(+0) 魔力 50(+0) 速度 65(+0) 防御 45(+0) 知力 55(+0) 運 30(+20)
スキル 透視スキル 千里眼スキル
と書かれていた。
「エルザは順当にいろんな能力が上がってるけど、ミケはなんで魔力だけ上がってるんだ?」
「それは、行動傾向によるものだと思います」
「行動傾向?」
「はい、わかりやすいたとえがミケですね。ミケは魔法での攻撃がほとんどなので必然的に魔力の数値が高くなるんですよ。」
「なるほどな、ミケの魔力80ってどんくらい強いんだ?」
「そうですね、魔力だけならおそらく王都の中級魔術師ぐらいですかね、しかし、王都の魔術師は英才教育のため知力はミケの倍はあるかと」
「そうなのか、てことはエルザは近距離、中距離戦をバランスよく行ってるから全体的に上がっているのか」
「そうですね、だからゼルさんも微量ながら攻撃が一番上がってるじゃないですか」
「ほかが1に対して、2だけどな!」
そんな情報を聞いて俺たちは報酬をもらうためアンシン村のギルドに帰った。
ギルドに戻ったら、何故か騒然としていた。
なぜかは分からないが、冒険者や白い鎧を着た軍団もいた。
「なんだ、この騒ぎは?」
つぶやくとエルザも
「王都の騎士団、何故ここに?」
とつぶやいた。
「騎士団?」
疑問を問いかけると
「はい、普段はこんなところに来ないはずですが...」
俺は近くにいた冒険者を訪ねた。
「何の騒ぎだ?」
「なんか、ここらへんでワイバーンが出たんだとよ、」
「ワイバーン?!」
驚いた。
「しかも、数体同時に出現したから王都の騎士団まで派遣されたらしいぞ」
「なるほど、ありがとう」
突然、ギルドのマスターらしき人が高台に立って話始めた。
「冒険者と騎士団の皆さん、ここから北と東側にワイバーンが15匹確認されています。
これを冒険者と騎士団様に討っていただきたい。報酬は1匹につき金貨5枚です。
しかし、ワイバーンは非常に獰猛な生物です。数多くの冒険者の手を借りたい。どうかこの町のために協力願いたい。そして参加してくれた冒険者には最低でも金貨1枚を報酬とします。」
どこからか声が聞こえた。
「当たり前だ!この村には世話になってる!そうだろみんな!」
この声と共に歓声が上がる。
「冒険者よ、感謝します。これより緊急クエストを開始します!」
マスターがそう言うと皆が急いで装備を整えるため準備に向かった。
次回は緊急クエスト回です。お楽しみに




