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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

僕の愛する精霊は今日も世界は素晴らしいと僕に歌う

作者:月姫

空はもうすでに真っ暗になっている。

夜空には宝石を散りばめたかのように星が光り輝いている。

普段ならば、静かな夜の時間を自身の部屋でゆっくりと過ごしているんだけどね。

今日の僕の部屋は賑やかな客人がいる。いや、招き入れていないから客人と言えないかもしれないけどね?

まぁ呼び名が分からないから客人としておこうかな。

「今日は如何でしたか?楽しかったですか?楽しかったでしょう?私は楽しかったです!!学園には様々な楽しいことがあるんですよ!私も何度、クロッカス様達と学園生活を送りたいと妄想したことか!通っているうちはつまらないと思うかもしれませんが、大人になってから楽しかったと思い出される時間なんです!!」

僕は招き入れていないその客人と2人きりで僕の部屋にいた。そして、熱く語られている。



目の前で僕に熱く語っているのは僕の姿をした何かだ。



僕の姿でドヤ顔をし、嬉しそうに瞳を輝かせながら話す姿は凄く新鮮だね。

僕はあまり表情を作るのが得意じゃない。でも、僕の姿でもあんな表情出来るものなんだね。



さて。



僕の姿をしている誰かが一体何者なのか。

僕には弟がいるけど、双子じゃないし、ここまでそっくりじゃない。

目の前にいる僕は背も見目も声も全てが僕と一緒。違うのは中身だけかな。

僕は目の前にいる客人の正体を未だに知らない。

仮説や推測は出来るけど。とはいえ、真実は分からないし、目的も分からないまま。

まぁ緊急性はなさそうだから様子を見ているんだけどね?

僕は比較的、賢い子供であると思っていた。

大抵の事はいとも簡単に人並み以上に出来てしまうからね。

何だけど。

今の状況はいまいち理解出来ないままだ。



ーーー何で僕は猫になってしまっているんだろうか?



15.精霊は愛される②
2020/05/04 00:00
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