すみれ色の炎上
最終エピソード掲載日:2026/04/03
私は男子生徒、谷口が嫌いだった。
◇◇◇
私はこのとき、まだなにもわかっていなかった。今日とんでもないことが起きるってことをーー
私は安田澄江。
南中学校、二年二組の目立たない女子生徒。
「みんな急いで、次は理科だよ! 実験だよ」
学級委員長の声かけもあって、みな焦ってはいたけれど、科学室に早めに移動し着席することができた。
理科の矢崎先生は南中学で一番恐れられていた。少しでも遅れたら、全員廊下に正座し、教科書で叩かれる。もしくはお手製のハリセンで叩く。
前の時間になにがあっても、だ。
◇◇◇
私はこのとき、まだなにもわかっていなかった。今日とんでもないことが起きるってことをーー
私は安田澄江。
南中学校、二年二組の目立たない女子生徒。
「みんな急いで、次は理科だよ! 実験だよ」
学級委員長の声かけもあって、みな焦ってはいたけれど、科学室に早めに移動し着席することができた。
理科の矢崎先生は南中学で一番恐れられていた。少しでも遅れたら、全員廊下に正座し、教科書で叩かれる。もしくはお手製のハリセンで叩く。
前の時間になにがあっても、だ。
すみれ色の炎上
2026/04/03 05:50
(改)