〇番外編 少年と仔猫9
「ただいまー」
「ニャフー」
元気にお家に帰ります。
宿屋の厨房裏口から入ります。
「クッキーノ、ニャンタおかえり」
黒のドレスに白のエプロンをかけ、腕まくりの少女が応えます。
「シュガーナ姉ちゃん、今日は【古代の逸品】ゲットしたぞー」
「あら、カマキリ顔のマジックポーチ以来ね。おめでとう」
「うん。ニャンタが強くなったぞー」
手を洗いながら、報告します。
ニャンタは右前脚を、上に挙げます。
ポッと音をたてて、肉球一帯を炎が包みます。
「かっこいいわ。ニャンタ」
「ニャフ〜ン♪」
床をペシペシ叩きます。
「もう一つはこれだぞー。ザラメ砂糖がずっと出るんだぞー」
小さな壺を、手渡します。
「甘い。これなら甘味が沢山作れるわ。やったわね、クッキーノ」
「うん。もう砂糖は買わなくていいぞー」
厨房に笑顔が溢れます。
「さあ、賄いを食べましょう」
食事しながらお話します。
「今日もニャンタががんばったぞー」
「ニャンタ偉いわね」
ニャンタをモフります。
ゴロゴロいいだします。
「ニャフ〜ン♪」
「クッキーノ、ニャンタ。客室でお風呂を借りましょう」
三人でお風呂に入ります。
ニャンタもお風呂が大好きです。
〜〜〜
地下の食料倉庫に降ります。
倉庫の片隅が住まいです。
「シュガーナ姉ちゃん、これ貯める分だぞー」
銀貨三枚、銅貨三枚を手渡します。
笑顔で受取ります。
「はい、ありがとう。クッキーノ、ニャンタご苦労さま」
一つのベッドに、三人で眠ります。




