愛の土台
ある日、心に静かに浮かんだ問いを、そのまま言葉にしていったら、
ひとつの旅になっていました。
なぜ、わたしたちは生まれるのだろう。
なぜ、忘れて生まれるのだろう。
なぜ、また出会うのだろう。
そんな問いを追いかけながら、物語は進んでいきます。
答えを探すためではなく、心が何を思い出すのかを、
楽しみながら読んでいただけたらうれしいです。
なぜ、最初にいた場所は統合していたのだろう。
そこには、分かれるという感覚も、争うという感覚も、
足りないという感覚もない。
すべてがつながり、すべてをしっていて、
すべてが満たされている。
そこにあるのは、ただ静かに広がる愛。
分離の世界では、「わたし」と「あなた」が生まれ、
違いを知り、個性を知り、愛を深く知ることができる。
けれど、
最初に、戻る場所が用意されていたのかもしれない。
安心という土台。
すべてを知っている場所。
愛へと戻る場所。
そこから、わたしたちは旅に出た。
分かれるためではなく違いを通して、
つながりの尊さを思い出すため。
そのとき、静かにひとつの問いが降りてきた。
ーーではなぜわたしたちは、忘れて生まれるのだろう。
この物語は「答え」を伝えるためではなく、
「問い」を届けるために書きました。
もし読み終えた今、あなたの心にひとつでも
問いが残っていたなら、この物語は役目を
果たせたのかもしれません。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。




