エピローグ?『神の頼み』
新作初投稿です!『創世神』と吸血鬼の間に生まれた四つ子は平穏な魔法学園生活を送りたいですが、それは許されないようです。の続編です!前作を見ていない方でも楽しめるように作っていくのでよろしくお願いします!
次話から今作の主人公が出てきます!
「――おはよう。みんなは?」
「おはよう。三人とも商店街に行ったよ。何か欲しいのがあるんだって」
「お兄ちゃん今日起きてくるの遅くない? もう昼じゃん」
「起こそうと思ったけど、やめちゃった! ごめんね!」
豪華なリビングでそう会話する、よく顔が似た二人の少年と二人の少女がいた。全員が赤髪と緋色の瞳を持っていて、端正な顔立ちをしている。
彼らはこの異世界で、宇宙を生み出した『創世神』と、吸血鬼のハーフとして生まれた四つ子。
寝不足なのか、頭を抱えて眠そうに歩いてきた長男――ライン・ファルレフィアを見て、兄妹たちはそれぞれ返した。
「昨日は久しぶりに一人だったから夜遅くまで起きててさ。早く寝ればよかった」
「今日が学園休みで良かったね、兄さん」
あくびをかくラインに、次男で弟のアレスはそう言った。魔法学園に通っている四つ子だが、今日は休みのようだ。
「ねぇ、今日はどうする? 私、四人でお出かけしたいなー!」
「家にいてもやる事ないし良いかも」
赤髪を腰まで伸ばした末妹――レンゲがお出かけをしたいと提案すると、長女のセツナが両手を上に伸ばしてそう言った。
「わーい! 久しぶりだね! じゃあ一緒にどこか行こ――」
四人の中で一番元気いっぱいのレンゲがジャンプをして喜んでいたその時、四人はこの空間から消えてしまった。
◆◇◆◇
「――ん……ここは」
瞳に吸い込まれるような美しい空間だ。黄金の空が輝き、星のような光が滝のように流れている。
現実とは異なる場所にいることがよく感じられる空間だ。
四つ子が後ろを振り返ると、一人の女がいた。
腰よりも下まである長い金髪を持ち、銀色に光る砂時計のような模様が散りばめられたドレスを着ている美少女。神々しいその姿を見て、ラインたちは何事かと身構える。
「アスタリアさん? どうしたんですか急に?」
と、ラインが首を傾げて女性に話しかけた。どうやら知り合いのようだ。アスタリアと呼ばれた女性は腕を組み、ため息をついてる重い口をゆっくりと開いた。
「わたしたちからのお願いがあるんだ。君たちには――」
「――そ、れ、本当のことですか?」
女性から言われたことは、意識が飛ぶほど衝撃的なものだった。軽い放心状態に陥った四人はお互いの顔を見合せ、アレスがそう聞いた。
「マジだよ。大丈夫。君たちの安全はわたしたちが保証する――っていうか、自分たちで出来るよね」
頼って貰えるのはありがたいが、内容が内容なだけに悩みそうになる。――だが、四つ子は決めた。
「――分かりました。やってみます」
「うん。本当にありがとね」
アスタリアの頼みを行うことを。




