第四話:始まりの終わり
「ふぁ~…」
ふかふかの豪華なベッドの上でやおきは目覚めた。昨晩、魔物の大群を電光石火×一騎当千で倒した後、宿でゆっくり休もうと思ったら…国王から「国が助かった!今晩はワシが用意した宿で泊ってくれ!」と言われ、仕方なくこの部屋で寝たのだ。
「ったく、ベッドは最高なのによ…」
やおきがふと隣を見ると、ルーチェがすやすやと寝息を立てて、眠っている。
「こいつの寝相がひどすぎて、ベッドに潜り込んでくるとは思わなかったわ…どうして国王様はルーチェと俺を同室にしたのかなぁ…?」
「おはよーございまーす…って、ええええええええ!?どういう状況ですか!?」
「ああ、こいつがベッドに潜り込んで…」
その時、ルーチェが目を覚ました。そして、やおきの袖をつかむ。
「ん…ぁ…?」
1秒
2秒
みるみるルーチェの顔が赤くなっていく。
「ちょ、何してるよのこのバカーーーーーーっ!!!!!!??」
ルーチェの投げた枕がやおきの顔にダイレクトヒットする。
「いったぁ!?お前が寝相で潜り込んできたんだよ!」
「わ、私が…!?」
再び、ルーチェの顔がカッと赤くなる。そのままベッドからずり落ちていく。
「うぅ…私のバカァ…」
「何で、お前がバカになるんだよ」
やおきは苦笑しながら、ルーチェの顔を見た。
「よし、朝飯食うぞ」
「ちょ、少しくらい慰めなさいよーーーーっ!?」
◇
「さてと…今回の討伐対象は…マジ?大妖精かよ」
僕は裏社会の貴族だ。そして、裏社会のクエストボードを見て驚愕していた。
「大妖精『ハナミヅキ』…膨大なマナを持ち合わせている。契約絶対主義者、か」
僕は大剣をしまい、天を仰いだ。
「中々…手ごわい相手になりそうだ」
僕は建物から出ると、馬車に乗って目的地に向かい始めた。
「始まりは終わりだ…ここからは終わりが始まるぞ、ハナミヅキ?」
◇
「うっ…今、なんか寒気が…」
「はぁ?」
急にそんな事を言ったハナミヅキにやおきは困惑した顔で返した。
「多分、気のせいだろ。最近は冷えるし、そのせいだと思うぞ」
「そ、そうかな?」
「そうだ(即答)」
「即答じゃん」
正直、今のやおきに怖いものなど無かった。四字熟語と意味は全て暗記しているし、強い四字熟語を言えば、大概の奴らは倒せる。そんな感じだったからだ。
「まあ、ヤバい奴が来ても俺が…俺が倒してやっからよ」
やおきは少し笑いながら、ハナミヅキに言った。ハナミヅキはその顔と発言に心臓が「ドクン」と跳ね上がったのをどうしても気になり、顔に隠すことができなかった。
「ハナミヅキ…?顔、赤いぞ」
「…ずるい」
「へ?」
やおきは鈍感であった。
ついに芽生えた恋心!
大妖精でも恋するんですね(笑)
そんでやおきくん鈍感過ぎん?
ラブコメ要素も来たぞ!
皆、歓喜しましょう!
で、第一章:始まりは終了です!
第二章が楽しみで楽しみで仕方がない人(いないと思いますが)はブクマと☆をつけて、星座待機していてください!
ではまた!!!




