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海戦からの上陸作成

 現在、我々は所定の位置に停泊し、次の段階に備えて準備の真っ最中です。


 敵国からの攻撃を受けた同盟国の友軍が、

 どうやら挟撃に遭っているとのことで、

 先程出現したワイバーン隊が、

 その挟撃をしている片方の背を打っているそうで…


 続いて、甲板上で待機中だった二番隊が、

 そのもう一方に向け、今、まさに飛び立ちました。


 すぐ様、三番隊が発艦準備に入ってますね。


 

 付近を偵察していたワイバーンが勢い良く戻って来ました…


 どうやら、こちらに向かって、複数の大型の艦船が、急ぎ接近しているとのことです。


 その艦船の迎撃にと、三番隊が次々と発艦していきます。


 甲板上では、皆さんの動きが、凄く洗練されていますね…

 一切無駄が有りません。


 最初に出て行った一番隊が帰還しようと戻って来ました…



 それは投擲武器の補充で、

 王様が考案された、タッチアンドゴーっという方法で、


 甲板に滑り込みながら、右に空になった装備、背嚢を投げすてて、

 左側から、新しい荷持を受け取ってますね。見事な連携ですね…


 一番隊が素早く荷持を受けて、再び元の場所まで戻って行きます。



 そして、遂に敵側の艦船がこちらの視界に入って来ましたね…


 上空には、ワイバーンがまとわりついて、投擲を行なっているのも見えます。

 敵艦は、既に出火していますね…被害は大きそうですが…


 え?…なんかあの船…こっちに向かって来てますよ?

 

 「ふっ…特攻だと?舐められたものだ…」


 アズラエール様が不敵な笑いを浮かべた直後でした…


 つい今の今まで、私の横に居たはずの王様が?


 いつの間にか?

 

 既に、敵艦と当艦の間…空中に浮かんでいますが? 



 『その心意気やよし…だが…残念ながらここまでだ…』


 そう仰った直後でした…


 敵艦全てが、何故か突如海からふわっと浮かび上がり…

 どんどんと上昇していきますが?


 そして、結構な高さまで上がって来たと思ったら、

 そこから一気に海面へと堕ちました…


 すごい大きな音と衝撃が襲って来ましたが、


 何故か巻き起こった大波も、途中で何かに遮られ、

 この船は殆ど揺れもしませんでした…


 『まあ…今日はこんくらいで勘弁してやろう…』

 私の横で、王様が言いましたが…え?


 いつの間にかもう戻ってる?


 更に驚いた事に…


 アズラエール様がなんと大きな竜の姿でした…


 どうやらブレスを撃つおつもりだった様なのですが…


 王様のせいで?

 完全に空振りですね、  

 あ、ドンマイです、ご愁傷さまで…

 

 元のお姿に戻るなり、アズラエール様は、王様をポカポカと叩いていますね…

 大分怒ってらっしゃいます…


 『ま、魔が差したんだよ…』

 なんでしょうか…良く解らない謎の言い訳で…


 ひたすらアズラエール様に謝っている王様です…


 王様のせいで?


 いえ、お陰で、

 その攻撃目標が急遽、全て消失したので、


 飛竜隊が続々と旗艦して来ます。

 こちらの被害が全く無いという事なので、

 まあ…これはこれで良かったと、そう思って頂けましたら…


 

 「旗艦した飛竜隊は、地上戦に備え、直ちに準備せよっ!」


 「「御意!」」


 アズラエール様…いえ、

 ズーラー将軍から、部隊へと命令が下されます。



 艦が移動を開始しました。


 この?王様暴走騒ぎの最中?


 どうやら伝令が入ったようで、


 こちらに向かっていたうちの艦隊と、どうやら合流するそうですね。



 暫く移動しました。


 やがてその横には、帝国の旗を靡かせた、立派な戦艦が見えてきましたね。

 




 そして、甲板に繋がる昇降機が動き始め、下からも複数のグリフォンが上がって来ました…


 このグリフォン達が、地上戦の要、この軍で最強の部隊だそうです。


 隊長さん?らしき先頭の大きなグリフォンは、薄っすらと赤毛が混じっていますね…


 つまりは…?


 『そうだ。アイツはジョンとポチ子の直子、最強の遺伝子を受け継いだ、四男坊の万次郎だ…』

 

 万次郎さん…ですか?

 変わったお名前ですね?

 『ああ、とある偉人にちなんで着けたんだよ…』


 へ、へえ…そうなんですね。


 

 

 あ!…向こうの艦から誰か飛んで来てますよ?


 『ああ…じゃあ俺は失礼しますよ…』


 消えた?え?!王様?



 「アレがカイ将軍、王様が避けているのが、我の母だな…」

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