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第1話 1953/01/27 in Warsaw

どうもエイセイと言います。初投稿です。美少女JKです。コメント等いただけたらとても喜びます。あとマッチョの人が好きです。

1953/01/27


車をワルシャワ辺りまで走らせたところであっただろうか。沈黙が支配していた車内の中であったからであろう。街並みの中ではかき消されるような音量の声が車内に飽和した。

「ゲルマニアも大したことはなかったわ。」と心底残念そうに言うと女は、窓の外の灰を被った大地と似た色の髪をかきあげた。その父親は気まずそうにこちらの顔色を伺っている。親子の隣に座る将校、つまり私は「気にするな。」とだけ返した。というのも私が軍には入ったのはこの情勢における軍隊の安定した部分に惹かれたからであって新帝国に対しての愛国心などさらさらなかったからである。「プライドのためにエッフェル塔をへし折ったドイツの男にあるまじき寛容さね。」と女の赤い唇は皮肉っぽく上がった。それに間髪入れず隣に座るもう1人の制服は、既に車窓から漏れる冷たい風で既に赤らんでいた頬を更に赤くし、「黙れ劣等人種の女!生かしてやっているだけありがたいと思え!」と叫ぶ。やれやれこの男は仕事できるが些か煽り耐性が低すぎるのが本当に玉に瑕だな。ローラント中尉を窘めると私は窓の外に視線を移す。1面の瓦礫の山。これがアドルフ・ヒトラーが望んだ千年王国か。10年に及んだ戦争の凄惨さをかつて東欧の都としてプラハ、ヴィーンと並んだワルシャワの町が物語る。まあそのプラハもヴィーンも半分が瓦礫となったのだが。

目的地はモスクワ。道のりは2000マイル。総統命令666号を受けた一行はその足を早めた。

読んでいただきありがとうございます。コメント等頂けるとモチベーションになるのでお願いします。書き溜めてあるのがあるので毎週末にあげていきたいなと思っています。

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