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遺跡の調査に・・・1ー2

「やっと追い付いたか」

そう言うと森から人影が現れた。


「申し訳ございません、我らカマルの精鋭軍の隊長のアルクゥルと申します」


「精鋭軍?」


テオドールが思わずそう呟くと

「話は、駐屯地まで来れば分かる」


そう言われテオドール達は、アルクゥルに付いていく事にした。


しばらくして森に抜けると薄暗い夜でも見える松明の火が見えて、更に木で作られた櫓と木の壁があった。馬車が、厳重な出入口に入るとそこには、カマル帝国軍の兵士達がいた。


カマル帝国の兵士の装備は、テオドール達の使うプレートアーマーと違いラメラーアーマーやチェインメイルの装備をしていて特に騎兵は、鎧の下に派手な赤や青等カラフルな衣服を着ていた。


騎兵に誘導された馬車は、テントの外に止まると先ほどの隊長が降りてきて

「改めてご挨拶。カマル帝国の精鋭軍の隊長及び遺跡の駐屯地の指揮者であるのアルクゥルと申します」

と、挨拶を終えるとテオドールが

「あんた、ここの国の人間じゃないな・・・」

「ん?どういうこと」


聞いていたジャンが、思わずそう言うと

「ハハハ、傭兵にしては、なかなかの鋭さだな。とりあえず、一晩ここに泊まってくれ」


アルクゥルが、そう言うとテオドール達は、馬車に降りてテントに入った。


「食事とか出るのか?」

と、チムがそう言うとウラーが

「出るだろ、パンとスープくらいはな」

そう言うとゴルツが

「羊のあばら肉がとても美味しいらしいぞ」


「マジかい楽しみだな~」


カマルの駐屯地で食事をするテオドール達。

食事は、パンや豆と野菜のスープ、羊肉を使った料理、ナッツ類等の料理が出ていた。


テオドール達が、お気に召したのは、パンの空洞に羊肉と野菜を入れた食べ物が特に美味しかった。


食にうるさいジャンが

「美味い美味い、こんな簡単な料理でなおかつ手が汚れない所がいい」

と、誰よりも沢山食べていた。


「ほうほう、そうやって作るのですか」

ゴルツは、肉を焼く装置をものすごく見ていた。


「こちらは、この近辺の農場から貰ったブドウの絞り汁です」


「こいつは、うめー」


と、アルクゥルから貰った飲み物を美味しく飲んだテオドールは、木の壁と厳重な警備を見ながら

「これだけの遺跡の警備をするば、遺跡ドロボウさえもなかなか入れんだろな」

と、そう言うとアルクゥルがこんな事を言った。


「外から来る者じゃなく・・・内に居るものを出さない為です」


「どういう意味だ?」


「グールだ・・・ものすごい大群だ・・・」


「なんだと・・・グールが、でも何故?」


テオドールが、驚くとアルクゥルが遺跡の方に向いて

「数十年前、突如グールの大群がココに来たのだ」


「数十年か・・・丁度その頃は、前の皇帝が亡くなった後に兄王と弟王の内戦が、始まったな。内戦も酷くてグール達もこの地に来たかもな」


「そうかも知れないな」


そう言ってお互いブドウの絞り汁を飲んだ。


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