表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したので選んだら神様になりました  作者: ユリウス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
58/58

聖獣

その日の夜。俺は、


「シルベーヌの告白どう思った?」


と聞いた。


「本当だと思うが、人格障害など起こさずにちゃんと暮らせてきたというのが良かったと


いう気持ちだ。」


とレオナルドは答える。


「ああ。鬱とかになってもおかしくない。あとは新しいものというか、向こうの世界にコン


プレックスを抱いているな。


 かわいいもの好きとかで着せたかったのか?」


などと話していたら、レオナルドが、


「手伝えなくてすまない。リタの手伝いがなにか出来ないか考えて行動するよ。」


と言った。


その日はぐっすり眠った。



 月曜日、学期末テストが始まった。


 実技の試験はなんなく終わり、学科試験、筆記試験で各科目順調に進めていく。


 そんな中、王家の歴史の問題で??=ダスマルク=レイサンダー=??=??と出て、こ


の王の何がいけなかったかを答えよとある。


 この王の正式な名はシーボーム=ダスマルク=レイサンダー=レイク=プロンプト、湖の


上を歩く鹿のように王家の采配を国民の水から綿花まできっちり行き渡らせる事を願われ


た国王。王家の中の王に生まれてきた王。


 レイブン=カーサースではないと注意書きがしてあるから間違いない。


 悪政は有名だが、どういう狙いか。


俺は、国王が周囲に信頼できる者がおらず、神に逆らって商会や協会に重税を課し、貴族


と協会が3重取りしていた税を廃止し、そのやり方自体を禁じたから。


貴族政治に負けたのではないか。


と書いた。


そう考えるとやはり「悪い王」と限った話ではないかも知れない。


 ただ、謁見の時の事を考えると、フレイの思惑はあるのだろうが。


 テストは手ごたえを感じつつ、難しかったなと思った。



木曜日、リサにリタの様子を聞いてみた。


「うーん。反動で少し落ち込んだみたいだけど、体調は変わらないと言っているわ。


水着も刺激して買ってもらっても顔を覚えてもらえないわよ。って言ったんだけど、


お客さんに必要とされた時、これで自分が満たせるというのを外したくないみたいで。


普通は、許可なんかできないんだけどね。」


「商売として考えても。一から受け入れられるかやってみろと、周りの人が提案する事で


彼女の価値を決めているかな。という風に見える。」


「じゃあアルスはやっぱりこちらでお客を用意する?」


「まだ決めかねているけど、売り上げが多くいるなら。」


悩んで答えが出なかった。


土曜日、リタの所へ会いに行くと、少し暗そうな顔をしていた。


「大丈夫?しんどいのなら休む?」


と俺が聞いても、


「大丈夫です。」


と言われた。リサが今後の話をする。


「とりあえず体調が大丈夫そうなら撮影はOKよ。


 カラマリアの視察で子爵が人を連れて来て撮影をしたという風にするのよ。


テストが終わったら来週の土曜日から行きましょうか。


 体調はいいの?」


「はい、大丈夫です。」


「こちらレオナルド伯爵。この前の戦争で伯爵に任ぜられたレナード伯爵のご子息。」


「よろしくお願い致します。リタと言います。」


「レオナルドだ。よろしくお願いします。」


挨拶も終えるとリサが、


「それじゃあ、来週テストが返ってきたらすぐ終業式だから土曜日に出発しましょう。」


「疲れるなとなったらすぐ休憩してください。」


俺も念のために言っておく。


シルベーヌが、


「サイズは測ってもらったのよね。どんな水着がいいか聞くし、男子は出てって。」


まぁ、元気そうで良かった。その日はリサと一緒に散歩に行って談笑した。


夜、寮に戻るとレオナルドが、


「月曜日、いよいよ理事長のところへ踏み込むぞ。


お昼前になったら騎士団の所に来てくれ。」


「そうか。足を引っ張らないように行動するよ。」


学校が始まって、みんなが談笑して夏休みの予定などを話している。皆楽しそうだ。


テストが返ってくる。結果は上々で歴史は満点だった。


テストの成績をつけた順位表が張り出されると驚くべきことに俺が1位だった。


「あれっ。何で・・・。」


と呟いていると、


「おめでとう。アルス。」


「アルス君、スゴい!」


「やはり持つべきは友だ。この高みにはい上がるからには心を見せねばならないな。


今、喜びにうち震えている。」


皆嬉しそうに答えてくれた。周りからは拍手と称賛の嵐だ。


本当に恥ずかしさが込み上げてきて下を向いてしまった。


 こうして学科試験が終わり、職員室から出てくると、学園長に声をかけられた。


「ちょっと見せたいものがある。学園長室まで来い。」


「はいっ。」


二つ返事で学園長室まで来ると、中に入るとラッカ学園長が、


「学年1位、おめでとう。それはそうとお前、この猫を助けただろう。」


猫とは俺が死者蘇生してを施して助けた猫である。


「お前、前世で何やってたんだ。これを見ろ。」


ラッカ学園長がそう言うと、肩の上に乗っかっていた猫が学園長の手の甲に乗ると、


「キューッ。」


猫は黒色のケット・シーへと変わった。

挿絵(By みてみん)


「え~っ。」


瞳は紫の水晶に近い。黒色の毛並みだが、全体的に輝いてもいるようだ。


ケット・シーといえば精霊の上位種で皆を束ねる偉い精霊だ。そいつはこっちを向くと、


「その節はお世話になりました聖獣です。あの時助けていただいた恩返しがしたいのです。


 つきましては、不正者の家になぐり込みに行くとか。私の前で隠し事は出来ません。


絶対にお役に立ちますのでどうか連れていって下さい。」


すると思わぬ人物が入ってきた。


「私はマイア。ちょっと浮気!私以外の精霊なんて許せない。」


マイアが出てきてもめた。


「じゃあ、わかった。君も連れていくよ。」


時間がないから、と言ってマイアをなだめ、学園長と別れて学園を出て、騎士団の駐留し


ている訓練所に行く。レオナルドと合流して、


「魔導協会に行くか。戦争を起こさせるわけにはいかない。」


そう言って意気込んだ。



12時、魔導協会理事長室前。


ダンッ そう扉をぶち開けると、


「魔導協会理事長ユミル=デュパイ、交易品略取、独占禁止法、脱税の罪で逮捕する。」


「なっ・・なにをガキが。私を誰だと思っている。“土魔”・・。」


「“火弾ファイア・バレット”。」


相手が魔法を使おうとするので、“火弾”で対応した。デュパイが丸焦げになる。


「私の・・出番・・・これ・・だけ。」


下でピクピクなっている男を置いて、書類を探す俺とレオナルド。


 そこにケット・シーが出てきて、


「ここは任せて。こんなのえいっ。」


一振腕を上げると金色に目が光り、部屋中の書類から魔法のかかった鍵や書類が飛び出して


きて、鍵で机を開けると、貿易の書類が出てきた。


「これだ。やった。」


 こうして、デュパイは捕まり、事件は解明されるはずだ。


俺達もケガをする事なく済ませられた。


火弾ファイア・バレットのルビを振りました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ