リライト EP.56
EP.56 パーティーの現状
~side b~
レオナルドが斥候として階段の下を調べに行く。
その間、リサはシルベーヌに、困難な時に自分で立ち向かえる強さこそが彼女の魅力だと
伝えた。シルベーヌには、人を導く意志と、言い訳をしない潔さがある。
リサは、自分たちの身分であっても社会を守る責任があり、そのためには魔物を倒さなけ
ればならないと語る。
そして、シルベーヌに自分の剣となり盾となってほしいと頼んだ。
シルベーヌはそれを受け止め、リサ王女のために生涯仕えると答える。二人の空気は自然
とまとまり、幸せそうな雰囲気になった。
やがてレオナルドが戻り、下の階には休憩スペースがあると報告する。そこで俺たちは、
下へ降りる前にもう少しレベル上げをすることにした。
休憩を取った後に戦闘を重ね、全員がレベル16まで上がった。シルベーヌは精神耐性が
上がり、それぞれの加護によって戦闘時の能力も強化されているようだった。
シルベーヌは魔攻と魔防が高く、レオナルドは体力と素早さで先手を取れる。
リサは状態異常に強く、防御力と魔攻に優れている。俺は魔力が高い攻撃型だった。
実際の数値は見えないが、これまでの訓練と戦闘から、それぞれの特徴が分かってきた。
リサは、レベルも熟練度も上がったことで自信を見せる。シルベーヌも、八時間の戦闘
で物理戦と魔法戦の両方を鍛えられたと話す。
そして、平民であるはずのアルスが指揮し、王女や貴族たちがそれについていっている
現実に驚きながらも、これが勇者の実力なのだと感心した。
レオナルドも、皆が強くなったことを認めて褒める。
俺は照れながらも、攻撃だけでは戦えないこと、皆との連携が大事だと分かったことを
伝えた。
最後にリサが、今日はこの辺にして下に降りて休もうと提案する。
皆はうなずき、俺たちは休憩スペースへ向かって階段を降りていった。




