その頃、ウォッチスレはというと
旅費を稼ぐべく、ぼちぼちと働いていた頃、夫が興味本位で SNSに登録し、しばらくは「世を忍ぶ仮の姿」でいたものの、なんかの具合で私の夫ということが発覚というか自首というかになった。
SNSは割と「ワケあり」の人も多い集まりだったので、ふーん、あなた結婚してたんだー、的な、テンション低めな空気が流れた。
正直もう少し感慨があってもいいのでは?程度には普通の空気だった。
年初めにやめたはずのわかめてのウォッチスレの方は、なんか私と似た口調のプレイヤー…私は自身をその人と似ても似つかないと思うが、私より古参の人が勘違いされたり、語尾が似てる新参プレイヤーを私が戻ってきてると言い張る人もいた。
また、 SNSで目立った書き込みをするとそれを晒しあげられたりも。
しかしそれらは既に少数派になっていて、多数派の意見…あのスレッドが何人で構成されているかはわからないが、は
「ここはやめたプレイヤーについてグチグチ言う場所じゃない。
そんなぬ言いたいなら彼女かSNS専用のスレッドを立てれば?」
という内容に変わっていた。
沈黙は金、という言葉を噛み締めた。
多分使い方が違うけど。
それでもこの、既婚者で、夫婦でSNSに登録したというのは何かしら書かざるを得なかったようで、
「あんなヤツと結婚するもの好きな人間などいる筈がない、夫だって口調がそっくりだし、自作自演であいつの妄想が作り出したエア旦那だろ」
と書き込まれていた。
さすがにお腹が痛くなるほど笑った。
合計2人いたのだがな。
夫に、こんなことを言われているよ、とスカイプでリンクを送信すると
「俺は、いない存在だったのか…www」
と、こちらも笑いが止まらない様子である。
口さがなさもここまで貫き通して、妄想を作り出してるのはどっちだよ、とさすがに笑うことしかできず、ウォッチスレにビクビクしていた日々は何だったのかな、と、少々馬鹿馬鹿しくなった。




